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校長挨拶

平成31年4月1日

      
羽実で充実した高校生活を送り、社会に貢献する産業人になろう!

                                       

 皆さん、こんにちは! 
 羽生実業高校は、今年も今までと同じように生徒の成長と自己実現、地域への貢献のため、生徒、職員が一丸となってがんばっていきます。歴史と伝統のある羽生実業高等学校をどうぞよろしくお願いいたします。

 羽生実業高等学校は、1919年(大正8年)に創設され、今年で百周年を迎える商業系3学科、農業系2学科を持つ、県内唯一の専門高校です。これまで99年の歴史を重ねて、県内外に2万有余の卒業生を輩出し、卒業生が各方面で活躍しています。秩父鉄道の西羽生駅から徒歩5分、東武鉄道の羽生駅から徒歩15分と交通の便もよく、各地から生徒が元気に通学しています。
 

5つの学科の特色 

・ビジネス会計科:会計などビジネスの専門家になれる 

・商業科:    商業に関する多くの資格が取得できる 

・情報処理科:  最新の設備を使い、情報化社会をリードする 

・園芸科:    園芸作物に関する専門的な知識と技術が身に付く 

・農業経済科:  食品・調理と環境資源に関する知識と技術が身に付く

 本校には、中学生の皆さんが今までに経験したことのないような、専門高校ならではの、商業や農業に関する特徴的な行事や講習・実習がたくさんあります。その他にも、羽生市をはじめ地域と連携したボランティア活動や、さまざまな行事をとおして、感動と達成感を与えることができるのが、羽生実業高校の魅力です。 

また、部活動等の課外活動においては運動部(11部)、文化部(12部)、農業クラブなどの活動がさかんで、陸上競技・ウエイトリフティング部、農業クラブタ部などのように、関東や全国で活躍する団体もあります。昨年度はウエイトリフティング部が全国大会に延べ6人の出場者を出し、インターハイ男子62kg級で平井翔悟が2位、国民体育大会105kg級で柿本和希君が第3位に入賞、3月の選抜大会で平井君が61kg級で2位に入賞、大活躍しました。また、フラワーデザインの全国大会には10年連続で出場し、飯島彩華さんが銅賞(第3位相当)を獲得しました。他の部も負けじと地区大会や県大会でふだんの成果が発揮できるよう、元気に取り組んでいます。

 本校では、多くの生徒がそれぞれ将来の目標を探し、日々活動しています。皆さん一人一人が高校生活で自分の目標を見つけ、がんばってもらえれば幸いです。皆さんの羽実での活躍を楽しみにしています。     

  埼玉県立羽生実業高等学校長 染野 雅紀

 

実績(過去5年間 平成26~30年度)

農業クラブ

・平成26年度 フラワーアレンジメント競技県大会 優秀賞全国大会 銅賞

・平成26年度 埼玉県農業クラブ 家畜審査競技大会 優秀賞

・平成27年度 フラワーアレンジメント競技県大会 最優秀賞・優秀賞
                             全国大会出場

・平成28年度 フラワーアレンジメント競技県大会 最優秀賞・優秀賞
                             全国大会出場

・平成29年度 フラワーアレンジメント競技県大会 最優秀賞・優秀賞・3位
                             全国大会出場

・平成30年度 フラワーアレンジメント競技県大会 最優秀賞・3位
                             全国大会銅賞(3位)

 

陸上競技・ウエイトリフティング部

・平成26年度 ウエイトリフティング関東選抜大会
             53キロ 平井海斗君 優勝 全国選抜大会出場
             56キロ 尾澤仁君 インターハイ出場

・平成27年度 県高校新人陸上競技大会兼県民総合体育大会
              ハンマー投げ 大月勇作君 第10位

       学校総合体育県大会 ハンマー投げ 久保秋友香さん 第6位

・平成27年度 全国高等学校ウエイトリフティング選抜大会
                  53キロ 平井海斗君 第2位
                  62キロ 尾澤仁君 第6位

       ウエイトリフティング全国高等学校総合体育大会(インターハイ)
                  53キロ 平井海斗君 第4位
                  62キロ 尾澤 仁君 第12位

       国民体育大会 少年男子53キロ 平井海斗君 第5位

・平成28年度  ウエイトリフティング            
       全国高等学校総合体育大会(インターハイ)
                  53キロ 平井海斗君  第1位
                  62キロ 尾澤 仁君  第5位
                  85キロ 籠宮真利君  出場
                  69キロ 佐藤拓磨君  出場
                       田島美咲さん 出場

       国民体育大会 少年男子53キロ 平井海斗君  第1位
                  62キロ 尾澤 仁君  第3位

       関東高校選抜陸上競技選手権大会
              ハンマー投げ出場 大月勇作君 

・平成29年度 ウエイトリフティング
       全国高等学校総合体育大会(インターハイ)
                  62キロ 平井翔悟君  出場
                 105キロ 柿本和希君  出場

       全国高等学校選抜大会
                  62キロ 平井翔悟君  第2位 
                 105キロ 柿本和希君  第10位  

・平成30年度 ウエイトリフティング
      全国高等学校総合体育大会(インターハイ)
                62キロ 平井翔悟君 第2位
                94キロ 山本広大君 第26位
               105キロ 柿本和希君 第5位 

      国民体育大会(国体)
                62キロ 平井翔悟君 第4位 
               105キロ 柿本和希君 第3位 

      全国高等学校選抜大会
                61キロ 平井翔悟君 第2位 
 
      陸上競技ハンマー投げ
      学校総合体育大会       橋本麟太郎君 県大会出場
                     中島 健竜君 県大会出場            
                     岩間星奈さん 県大会出場

      新人戦            羽鳥 流星君 県大会5位
                     斉木 優斗君 県大会出場
                     山岸夏海さん 県大会出場
          円盤投げ           
                     斉木 優斗君 県大会出場

 

卓球部

・平成26年度 関東高校卓球大会兼全国高校総体東部地区予選会
              男子シングルス ベスト8 県大会出場
                        男子ダブルス ベスト16 県大会出場

・平成30年度 学校総合体育大会
              女子シングルス青木結香さん 県大会出場
       新人戦    男子ダブルス 秋葉勇輝君
                     高橋真琴君  県大会出場

 

バドミントン部

・平成26年度 学校総合体育大会 埼玉県東部地区大会 女子シングルス
                  奈良茜さん ベスト16 県大会出場

 

弓道部

・平成27年度 県北高等学校弓道大会  関口瑳月さん 第10位
・平成28年度 関東個人選手権選抜大会 志村安美さん 出場

 

男子バレーボール部

・平成27年度 県民総合体育大会兼高等学校バレーボール新人東部支部大会
                        ベスト8 県大会出場

・平成27年度 埼玉県技術講習会 東部支部選抜選手 栗原光希君

校長式辞
平成29年度~校長室

平成29年度~校長室

御礼

 3年にわたり校長室及び日誌を御愛読いただき、ありがとうございました。今年は新型コロナウイルス感染症対応のため、どこの家庭、学校、企業等においても初めての、先の見えない対応を余儀なくされているところですが、いづれ新型コロナウイルス感染症に対する効果的な薬や消毒薬ができ、下火になっていくことを祈念しています。生徒には「人間万事塞翁が馬」という格言を用いて、人生にはいい時もあれば悪い時もあり、現状に満足せず前向きに頑張っていこうという話をよくしましたが、今もその時かなと思います。校庭の桜も盛りを過ぎましたが、青々とした若葉を見せ、春本番を感じさせます。季節は順次巡ってきますが(最近は少し季節のサイクルが変わってきていますが・・・)、社会の動きは先が見えず、不透明な状況です。是非、先を予測して自分が何をすればいいのかを考え、よい人生を送ってください。

 

 

 

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イースター(復活祭)

 春分の日以降、最初の満月の次の日曜日がイースターです。今年は4月12日が日本でのイースターに当たります。イースターは日本ではあまり馴染みがあるものではありませんが、キリスト教では大切な復活祭の日です。Easter(復活祭)は、イエス=キリストの復活を祝うキリスト教の最も重要な祭日です。復活祭は春の自然の蘇りを祝う日でもあります。シンボルは多産のうさぎ「イースターバニー」と生命のはじまりを意味する「卵」です。"Easter"の語源はアングロ・サクソンの朝日の女神にちなむと言われており、その女神の祭りは春分の日に行われていました。また"Easter"は東や日の出との意味もあります。325年以来、復活祭は春分の後の最初の満月のすぐ後の日曜日に祝われています。イースターは毎年、日にちが違います。その計算方法はまず、春分を計算の基点にし、その春分の後の最初の満月を探し、そしてその満月の後の最初の日曜日が復活祭となるのです。イースターは家族が集いご馳走を食べます。子供にとって最も楽しいのは卵狩り(エッグハント)と卵ころがし(エッグ ロール)です。子ども達は競って隠された美しく染められたゆで卵を探したり、殻を割らずに坂の上からころがしたりして遊びます。アメリカのイースターのパレードで最も有名なのはニューヨーク市のパレードで、テレビで全米に放映されます。奇抜な服装や最新のファッションが見ものです。

 

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桜餅

 桜の季節になるとぜひ食べたくなるのが桜餅。春を感じさせる、とても風流な和菓子です。
桜餅には、大きく分けて関東風の「長命寺」と、関西風の「道明寺」の2種類があります。どちらも「桜餅」と呼ばれていますが、区別するときには「長命寺」「道明寺」と呼んでいます。長命寺は小麦粉などの生地を焼いた皮で餡を巻いた、クレープ状のお餅です。享保2年(1717年)、隅田川沿いにある長命寺の門番・山本新六が、桜の落葉掃除に悩まされ、ふと思いついて桜の葉を塩漬けにして、薄い皮に餡を包んだものに巻いて売り出したところ、これが江戸で大ヒット。「長命寺」または「長命寺餅」と呼ばれ、関東ではこちらのタイプの桜餅が主流です。一方、道明寺は道明寺粉で皮を作り餡を包んだ、まんじゅう状のお餅で、道明寺粉のつぶつぶした食感が特徴です。道明寺粉とは、もち米を蒸して乾燥させ粗挽きしたもの。大阪の道明寺で保存食として作られたのが起源で、道明寺粉と呼ばれています。関西ではこちらのタイプの桜餅が主流で、「道明寺」または「道明寺餅」と呼ばれています。ところで、どちらの桜餅も桜の葉の塩漬けで包まれています。この葉っぱには、やわらかくて毛が少ない「大島桜」が主に使われ、全国で使用される桜餅の葉の約7割が伊豆の松崎町で生産されています。桜の葉を塩漬けにすることでクマリンという芳香成分がうまれ、独特の風味を醸し出すのです。生の葉にはあの香りはありません。この塩漬けの葉で包むことで、桜餅に桜の香りや塩気がついて美味しくなるわけです。葉の大きさに関西と関東の好みの違いがあり、関西では小さめのもの、関東では大きめのものが好まれています。この葉を桜餅と一緒に食べるか、食べないかは意見が分かれるところ。ちなみに「長明寺」の発案者となった山本新六を初代とする「長命寺桜もち 山本や」の桜餅は、大きめの葉2~3枚で包んであり、香りが餅に移っているので、葉を外して食べるのがおすすめだそうです。桜餅にもいろいろなタイプがあるので、それぞれの好みで食べるのが一番よいようですね。桜餅は季節の和菓子というだけでなく、その成り立ちや食べ方などに日本の文化を感じます。古来から親しまれてきた味を、これからも大切にしていきたいですね。

   

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桃(モモ)

 桃(モモ)はバラ科モモ属の落葉小高木で、3月下旬から4月上旬頃に薄桃色の花をつけます。「桃の花」は春の季語です。淡い紅色であるものが多いですが、白色から濃紅色まで様々な色のものがあります。観賞用の品種(花桃)は源平桃(げんぺいもも)・枝垂れ桃(しだれもも)など。庭木として、あるいは華道で切り花として用いられます。葉は花よりやや遅れて茂り、幅5cm、長さ15cm程度の細長い形で互生し、縁は粗い鋸歯状です。湯に入れた桃葉湯は、あせもなど皮膚の炎症に効くと言われています。ただし、乾燥していない葉は青酸化合物を含むので換気に十分注意しなければなりません。7月から8月に実り、「桃の実」は秋の季語です。球形で縦に割れているのが特徴的で、果実は赤みがかった白色の薄い皮に包まれています。果肉は水分を多く含んで柔らかく、水分や糖分、カリウムなどを多く含んでいます。栽培中、病害虫に侵されやすい果物であるため、袋をかけて保護しなければならない手間の掛かる作物です。また、痛みやすく収穫後すぐに軟らかくなるため、賞味期間も短いです。生食する他、ジュース(ネクター)や、シロップ漬けにした缶詰も良く見られます。現在、日本の市場に多く出回っている品種は、「白桃(はくとう)」系と「白鳳(はくほう)」系の桃です。「あかつき」「暁星」「明星」「ゆうぞら」「川中島白桃」「清水白桃」「まどか」「ちよひめ」「みさかっ娘」、冬に実が熟す「名月」などの品種があります。原産地は、中国西北部の黄河上流の高山地帯で、ヨーロッパへは紀元前4世紀頃にシルクロードを通り、ペルシア経由で伝わりました。英名ピーチ(Peach)は“ペルシア”が語源で、ラテン語のpersicum malum(ペルシアの林檎)から来ています。日本では、長崎県の多良見町にある伊木力遺跡から縄文時代前期の桃核が出土しており、これが日本最古とされています。弥生時代後期には、大陸から栽培種が伝来し桃核が大型化し、各時代を通じて出土事例があります。桃は食用のほか祭祀用途にも用いられ、斎串など祭祀遺物と伴出することもあります。平安時代から鎌倉時代には珍重されていたが、当時の品種はそれほど甘くなく、主に薬用・観賞用として用いられていたとする説もあります。江戸時代にさらに広まり、『和漢三才図会』では「山城伏見、備前岡山、備後、紀州」が産地として挙げられるほか、諸藩の『産物帳』にはモモの品種数がカキ、ナシに次いで多く、特に陸奥国と尾張国に多いと記されるほど、全国で用いられるに至りました。明治時代には、甘味の強い水蜜桃系(品種名:上海水蜜桃など)が輸入され、食用として広まりました。現在、日本で食用に栽培されている品種は、この水蜜桃系を品種改良したものがほとんどです。桃は春先の温度が低い時期に雨が良く降ると縮葉病に掛かりやすく、実桃の栽培には病害虫の防除が必要です。また果実の収穫前には袋掛けを行わないと蟻やアケビコノハ等の虫や鳥の食害に合うなど、手間暇が掛かり難易度が高い果樹です。なお、“もも”の語源には諸説あり、「真実(まみ)」より転じたとする説、実の色から「燃実(もえみ)」より転じたとする説、多くの実をつけることから「百(もも)」とする説などがあります。日本国内では山梨県、福島県、長野県など降水量の少ない盆地で栽培されています。

 

 

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田打桜(たうちざくら)=こぶし

 田植えにそなえて田んぼの土を掘る田打ち作業をする頃に咲く花のことを言います。一般的には辛夷(こぶし)のことを指しますが、地域によっては糸桜、山桜などを呼ぶ地域もあります。かつてはその花々が開くのを待って、農作業の適時を計りました。関東では3月末から4月初めの頃が該当し、「田植え桜」「種まき桜」などとも言います。

 

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春の食材

 本来なら今日は終業式ですが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため臨時休業。一方で春は着実に広がっています。生き物の息吹が目のあたりに感じられるようになる春には、さまざまな食材が目や舌を春の訪れを感じさせてくれます。いくつか紹介します。
◆ 蕗の薹(ふきのとう)  
 まだほころぶ前の冷たい土から春を告げる山菜。春の息吹を感じさせる独特の味と香で、あくも強く苦いです。ふきのとうは春の山菜の代表格。つぼみの状態で採取され、天ぷらや煮物・味噌汁・ふきのとう味噌に調理して食べます。一般的には花が咲いた状態のふきのとうを食べる事は避けますが、細かく刻んで油味噌に絡める「ふきのとう味噌」などには利用可能。伸びたフキノトウも葉や花を取り除き、茎の部分を軽く灰汁抜きしたものを肉や刻んだ油揚げ、糸コンニャクなどと一緒に煮付けても美味しいです。
◆ 筍(たけのこ)   
 春の訪れを実感させる味覚の一つ。モウソウチク(孟宗竹)、ハチク(淡竹)、マダケ(真竹)、ネマガリダケ(根曲竹)と種類も多く、京阪神周辺では、京都府向日市・長岡京市や大山崎町が有名ですが、大阪市内の高級料亭では大阪府貝塚市木積(こつみ)地区生産のものも珍重されています。 また日本では、収穫事業が「竹の子掘り」と称して季節の観光行事としても親しまれています。
◆ 若布(わかめ)
 古くから日本人に馴染み深い海藻の一つ。「産後の肥立ちにはワカメの味噌汁がいい」とか「若返りの薬」といわれるほど、ワカメには豊富な栄養素が含まれています。ワカメは味噌汁などの汁物の具としてよく使われます。他にも酢の物、炒め物、サラダ、地域によっては天ぷら等幅広く料理されます。旨み成分を多く含み、また低カロリーであることから、ダイエット食品としても適しています。 ワカメに多く含まれる栄養素は、食物繊維、アルギン酸、フコイダンなどで、血中コレステロール値を下げたり、動脈硬化や心筋梗塞を防ぐなどの効果があると言われています。
◆ 蛤(はまぐり)
 神話や昔話に数多く登場する蛤は、遺跡からも多く出土するなど、昔からよく食されていた貝です。源氏物語にも出貝合わせてくる「貝合わせ」、ひな祭りのお供えなど日本人の生活に根ざしていた食べ物です。ハマグリは元々の組合せ以外の貝殻とはぴったりかみ合いません。そこで、結婚式でハマグリの吸い物が出されることも多く、『よい伴侶にめぐり合えるように』との願掛けからひな祭りにハマグリを食べる風習があります。
◆ 蓬(よもぎ)   
 春の野草の一つで、特有の香りがあり、春につんだ新芽を茹で、おひたしや汁物の具、また草餅にして食べます。また、天ぷらにして食べることもできます。灸に使うもぐさ(艾)は、葉を乾燥させ、裏側の綿毛を採取したものです。葉は、艾葉(がいよう)という生薬で止血作用があります。若い芽や、育ち始めた若い株は、干しておいたのちに煎じて飲むと、健胃、腹痛、下痢、貧血、冷え性などに効果があります。また、もう少し育ったものはこれも干しておき、風呂に入れると良いです。腰痛を始め、痔にとても良いです。

  

 

  

 

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春告げ魚

 もう〝春〟といってもいい陽気になりました。陽気がよくなるとどこかへ出かけたくなる。出かけると美味しいものを食べたくなる。人の習性でしょうか? 食は健康の基本。中でも“今が旬”と呼ばれる食べ物には夏なら体を冷やし、冬なら温めるといったように、人間の体にうまく働きかけてくれるものがたくさんあります。また“旬”の食材を使うと、おいしさも格別ですし、栄養価も高くなります。最近では、ハウス栽培や養殖などにより1年を通じて店頭に並ぶ食材が増えましたが、本来の収穫時季にとれたものを食べるのは、体調を整えるためにも大切なこと。食べ物の“旬”を覚えて、健康づくりに役立ててください。日本各地には「春告げ魚」と呼ばれる魚たちがいます。たとえば、春の季語にもなっている「鰆(さわら)」。「魚」偏に「春」と書くように、瀬戸内海を中心に春に旬を迎え、春の訪れを知らせる魚です。瀬戸内海には、春になると産卵のために「鰆」がたくさんやってきます。その字のように春の訪れを告げる春告げ魚として親しまれています。鰆は1mを越えるサバ科の一種。ほっそりとした体形から「狭腹(さわら)」ともいわれます。成長とともに名前が変わる出世魚で、サゴチ、ナギ、サワラと名前が変わります。東海や関東では脂ののった冬場の寒鰆が人気ですが、関西では春鰆が旬とされ、産卵のために沿岸に集まり漁獲された鰆の卵や白子も堪能します。身は淡白ながらほろりとした甘みがあり、どんな調理法でもおいしくいただけます。一方、北国では春告げ魚といえばかつては「鰊(にしん)」でしたが、不漁のため鰊に変わってメバルが春告げ魚と呼ばれるようになってきました。日本中で獲れる近海魚ですが、東北地方近海で早春から旬を迎えるのは「ウスメバル」。たけのこの出る季節に美味しくなるといわれ、3月から5月頃に多く出回ります。煮つけにすると最高においしいですね。地域や時代によっても春告げ魚は異なりますが、春先になるとぴちぴちと元気に集まってくる魚たちに、人は親しみを込めて「春告げ魚」と呼んだのでしょう。

   

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春分の日

 明日3月20日は春分の日で、「自然を称え、将来のために努力する日」と法律で定められた祝日です。春分は、昼と夜が同じ長さになる日です。昔の人は、自然に感謝し春を祝福する日だと感じていたようです。それは長い間冬眠をしていた動物たちが動き始め、人々もやる気に満ち溢れている時期です。また、この日の前後にご先祖様への感謝の気持ちを伝えるためにお墓参りに行く習慣もあります。古来、人々はこの日を春の訪れを祝う日としていました。それと同時に祖先に感謝をするお祭りを行い、この風習は農村部で長く続いてきました。明治時代、春分の中日を「春季皇霊祭」と定め、宮中において祖先を祭る日となったのをきっかけとして、一般市民の間でも祭日とされました。その後1948年に、古来から伝わる自然に感謝する日「自然を称え将来のために努力する日」と法律で定められましたが、現在でも、春分の日というと「お彼岸」のイメージが強く残っています。 天文学的な話をすると、春分の日は、太陽が春分点(天球上の赤道を太陽が南から北へ横切る瞬間の交点)にくるため、昼夜の長さが等しくなる日と言えます。その不思議な現象が古代の人の心を惹いたのではないでしょうか。暦は、天文学的要素と占いなどの要素の両方がバランスよく組み合わさって出来ています。またこの日は、生気に満ちた体に更に活気をつけるためか、各地でマラソン大会など開催されますが、今年は新型コロナウイルス対応のためほとんどが中止となるようです。

 

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彼岸(ひがん)

 春分の日(今年は3月20日)を中日(ちゅうにち)として前後3日間の7日間のことを「彼岸」といいます。そして初日を「彼岸の入り」といい、最終日を「彼岸の明け」と呼んでいます。彼岸とは「河の向こう岸」を意味する仏教用語で、祖先の霊がいる極楽浄土を指します。ここでは煩悩を脱して悟りを開いた涅槃の境地、究極のやすらぎを意味します。彼岸に対してさまざまな煩悩に苦しむ現世、私たちが生きているこちら側の世界を「此岸(しがん)」と言います。春分の日は昼夜の長さが同じで、太陽が真東から昇り、真西に沈みます。仏教では西のかなたに極楽浄土があるとされ、この日の夕日が道しるべとなり、此岸から彼岸へ渡る「白道(はくどう)」が現れて、この世とあの世がつながり、その道を進めば極楽浄土にたどり着けると考えられていました。そのため、お彼岸は元来西に沈む太陽に礼拝し、自らが悟りの境地に達するための修行をおこなう日でした。その後、お彼岸は先祖の霊を供養することを目的として家族で墓参りに出かけ、一方で自宅の仏壇に供え物をするという習慣に変化したのです。

 

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霞/朧(かすみ/おぼろ)

 最近の晴れた日は、冬の澄み切った空とは異なり、霞(かすみ)あるいは朧(おぼろ)という、暖かくなって空気中に小さな水滴や塵が浮遊し、遠くが淡くぼやけて見える状態が多くみられます。春によく見られる自然現象で、春の季語になっています。秋に見られる同じ現象は「霧」と呼ばれ、こちらは秋の季語。夜の霞は「朧」といい、月に霞がかかった様子を「朧月夜」といいます。同名の童謡もありますね。春がすぐそこにあることを感じます。

 

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