2018年9月の記事一覧
重陽の節句
防災について考える
防災週間
虫の声
始業式
校長講話 ウエイトリフティング部表彰
フラワーアレンジメント表彰 壮行会・生徒会副会長のことば
始業式での「校長講話骨子」:
皆さん、おはようございます。長い夏休みが終わって、また元気な顔を見ることができ、とてもうれしく思います。充実した夏休みが過ごせましたか。十分に過ごせた人も、不十分な人もいると思いますが、何事も経験と思い、今後に生かしてもらえればと思います。
今日は皆さんに「価値観の転換」という話をしたいと思います。8月下旬に九州佐賀県でPTAの全国大会が開催され、記念講演でラジオDJのレモンさんの話を伺いました。このレモンさんはNHK Eテレの「バリバラ」の司会者、大阪大学の非常勤講師を務め、ふだんレモンの着ぐるみを被り、自分の子の小学校のPTA会長を5年も務めた異色の人。最初はギャーギャーしゃべるだけの芸人かと思いましたが、人生に関してしっかりとした信念を持っている方でした。
レモンさんの主張は、「昭和の子育ては卒業! 気づきを与える存在になろう」とのこと。価値観が多様化する現在、子どもが納得できる進路を選ぶには、親は昭和のチップ(すぐに感情的になる、人の話を聞かない、絶対自分が正しい、極端、上から目線、すぐダメ出しをする、すぐ悪者をつくる、すぐ戦闘モード、相対評価、男尊女卑など)を捨てて、子どもに「この人は世界一自分のことを解ってくれる理解者」、「応援してくれる理解者」、「信じてくれてる信者」、「認めてくれてる承認者」、「気づかせてくれる理解者」として見守ってほしい。見守りは難しいが、失敗は学びの機会、成長の糧として、自信をつけさせる機会として子どもを応援してほしいという話でした。確かに、昭和のチップは私のなかにありますが、これを捨てきれないまでも、うまく意識していければいいかなあとも感じました。
最後に、2学期は体育祭や文化祭、修学旅行など行事が盛りだくさんで、部活動の新人戦や各種コンクール・発表会もあり、皆さんの活躍する機会が増えます。今まで培った力を存分に発揮してもらえればと思います。また、3年生の進路決定の時期にもなります。物事への関心を高め、集中力を身に着け、切り替えをうまくおこない、自分の意見を持つようにして、2学期に臨んでください。