校長室日誌

2018年4月の記事一覧

春の土用(はるのどよう)

 立夏までの約118日間にあたる雑節の一つで、春の土用の入りは新暦4月17日頃になります。土用とは「土旺用事」の略で、陰陽五行説による季節の割り振りで四季に配当(冬:水、春:木、夏:火、秋:金)されなかった「土」の支配する時期として各季節の末18日ないし19日間を指すもので、季節の変わり目に当たります。現在は夏土用のみを土用と言うことが多くなっています。 

 
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春の山菜(はるのさんさい)

 山菜は「その日に山に帰る」といわれるように鮮度が落ちやすいもの。処理は摘んだその日に行い、その日に食べるか、乾燥させたり塩漬けにして保存食にします。保存した山菜は季節のお祭り、慶事や法事などに用いられる。
1 蕨(わらび)
 万葉の時代から親しまれてきた山菜。根茎は江戸時代には糊として利用されてきました。採取時期は4月から6月で、葉の開かない若い茎を採取します。煮物、炒め物、お味噌汁の具、てんぷらなどに。
  
2 ぜんまい
 湿ったところに自生し、綿毛を被っているのが特徴。4月頃から、山地は7月ぐらいまで採取できます。塩漬けや乾燥させ、戻してから食べるのが一般的。油炒め、煮物、和え物など。
3 たらの芽
 棘の多い枝から出てくる若芽を摘みなす。採取時期は4月から5月。揚げ物や和え物、炒め物で味わいます。火を通しても独特の芳香は失われません。 

 
4 ふき
 水分の多い日陰で成長します。採取時期は3月から6月。塩を振ってまな板の上で板ずりして茹で、水にさらしてあくを抜き、皮をむいて調理します。煮物、炊き合わせなど。
5 山うど
 山里の道路の斜面から深山まで、特に日当たりのよいところの自生しています。若葉はてんぷらに、地中茎は水にさらして和え物に、皮はきんぴらに。栽培のうどは3月から4月が旬。自生の山うどは5月上旬から6月上旬が採取時期です。

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全校集会

 今日の6時間目は全校集会で、今回は人とのして生き方・在り方をテーマに話をさせていただきました。また、教務主任の長沢先生から自らの体験を元に生き方・在り方の話をしていただきました。その後、全国高等学校ウエイトリフティング競技選抜大会の62kg級で全国第2位となった平井君の表彰をおこないました。この成果をインターハイに結びつけ、さらに大きく飛躍してくれればと思います。

全校集会講話骨子:皆さん、こんにちは。1学期が始まって4日目です。1年生は学校への通学に慣れましたか。2・3年生はそれぞれ上級生として1年生を引っ張る、労わる気持ちが持ててますか。昨日から授業もはじまり、また1年が始まるんだなあ、今年はどうしようかなあと感じている人もいるかと思いますが、今日の全校集会では、人としての在り方、生き方について話をしたいと思います。
 「人」という漢字は皆さんも知っているように、倒れそうになる人を別の人が支えているとよく言われます。このような関係が多くの人と人との間にあって、人間社会が構成されていると思います。皆さんも解っているように、人は一人で生きていくことはできません。例えば、皆さんの食べるお菓子は自分で作ったものではなく、購入したものでしょう? 誰かがお菓子の原料となる果物や砂糖、乳製品を作り、それを業者が加工してお菓子に加工し、別の業者が包装用のビニールなどを作り、それを運送業者が店に運んで、店で販売し、皆さんが購入して口にします。他のことも同様です。關先生からもありましたが、学校でのゴミは分類して所定の場所に捨て、それを業者が回収して処理、別の商品に加工して再利用するなど、生産、販売、消費、処分、再生産のリサイクルが出来ています。最近では、ケーキやお菓子を自分で作って食べることも増えましたが、時間や手間がかかるし、忙しいなかでは商品を購入して食べる方が一般的です。つまり、お菓子やその他身の回りのもののほとんどが、他者の生産物であり、一人で作れる、出来ると思っても、実際には他者の世話になっているケースがほとんどで、皆さんはお互いに他者に影響を受けながら、影響を与え、生きています。皆さんは家庭や学校、その他の場所で、さまざまな年代のさまざまな考えの方と関わります。そのような他の人との関わりを自分にとってプラスになるものと考えて、積極的に関わってください。
 では、他の人との関わりのなかで大切なことは何だと思いますか。私は礼儀と挨拶と思いやりだと思います。
 礼儀は、辞書を引くと「敬意を表す作法」とあります。つまり、礼儀の本質は相手に敬意を表す行為・動作です。昔からイギリスではエチケットやマナーをとても大切にしていて、日常生活の中で、これが自然に表れるように幼少の時から徹底したしつけをおこないます。「人の嫌がることをしてはいけない。」とか、「嘘をついてはいけない。」などのしつけと同じように、理屈抜きに教えたました。エチケットやマナーは「礼の心」の表れであり、イギリスには「礼儀は人をつくる。」ということわざがあり、日本でも鎌倉時代の教訓に「親しき仲にも礼儀あり。」ということばがあります。日本人の生活様式は、中国から伝来した儒教の影響が強いせいか、「礼によって始まり、礼によって終わる。」傾向があります。剣道の修練でも「剣道は礼によって始まり、礼によって終わる。」と言われます。このことは「けじめをつけるべきところでは、けじめをつける。」ということで意識しておいてほしいと思います。
 また、挨拶も他者との関わりを良好にする大切なものです。社会生活や家庭生活の中での基本的な心構えであり、学校生活の中においても同じです。今日、廊下ですれ違う際にほとんどの生徒がきちんと挨拶をしてくれました。皆さんから見ると、私のほうが年長ですが、出来るだけ自分から挨拶するように心がけています。年上だからちか、年下だからではなく、お互いに気持ち良く学校や社会で生活するために大切だからと考えています。学校には、保護者や他校の先生、大学や企業の方が今後来校する機会が多くなります。校内でこれらの方にお会いしたら、きちんと挨拶を心がけてほしいと思います。
 思いやりは「相手のことを考え、大切に思い、いたわる。」ことと思います。どのような時に、どのような場面で、どのような思いやりをすればいいのか、迷うことは多々あります。傷ついた友だちに声をかけるか、否か、満員電車で立っているお年寄りに席を譲るか、否かなど。その時に自分の考えていた思いやりが伝わらないこともあると思います。でも、たとえうまく伝わらなくても、伝えることが大切だと思います。私は迷った時は伝えることを心がけています。伝えないで後悔するよりも、伝えて失敗したことで後に教訓として得られることもあると思うからです。
 人としての在り方・生き方にはこれが絶対という回答がなく、人間社会が続く限りなくならない課題で、これが正しい答えというものは毎回異なってきます。法律や規則を守りながら、経験を積んで、自然に、自分の考えをつくっていくことがいいし、それが人間社会での変わらない人として在り方・生き方に合致していれば、いいと思います。
人間は悩み、苦しむことで成長する存在です。その悩み、苦しみが解決した時の喜びや感動は大きなものなります。人としてどのような人生を歩んでいくかは、今後の高校生活、社会生活で自分自身の答えを見つけていってください。

 
 
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アスパラガス

 アスパラガスの旬は春から初夏にかけてです。緑色のグリーンアスパラガスは通年ありますが、一番おいしいのは旬のもので、国産のものが多く出回ります。また、白色のホワイトアスパラガスはこの時期に出回る季節の味です。このふたつは同じ品種ですが、栽培方法の違いによって変化したものです。アスパラガスはユリ科の多年草で、ヨーロッパでは紀元前から食用にされていました。日本で食用に栽培され始めたのは、明治時代初期で、北海道開拓に伴って導入され、大正時代以降本格的に栽培されるようになりました。当初はホワイトアスパラガスがメインで、そのほとんどが缶詰になっていましたが、その後、グリーンアスパラガスが好まれるようになり、青果で流通するようになりました。ホワイトアスパラガスの栽培は減少しましたが、ホワイトアスパラガスも青果で流通するようになり、人気が出ています。出荷量の多い地域は北海道や長野県、佐賀県、長崎県などです。一般的に流通しているのはグリーンアスパラガスがほとんどです。食用になっているのは地上に伸びてくる新芽の茎の部分。栽培時に日光を浴びると茎が緑色になります。歯ごたえが良く、独特の風味と甘味があっておいしいですね。旬のものは根元の方までやわらかく風味も豊か。収穫は春から秋と長いのですが、冬場はオーストラリアやメキシコなどからの輸入物が店頭に並びます。アスパラガスにはβカロテンや葉酸などのビタミン類、カリウムなどが含まれ、ゆでても栄養素が流出しにくいという特徴があります。また、アスパラギン酸も豊富に含まれています。アスパラギン酸は新陳代謝を促し疲労回復に効果があるといわれています。また、穂先にはフラボノイド色素のひとつルチンが含まれています。ルチンは、血管を丈夫にするといわれています。なお、ホワイトアスパラガスよりもグリーンアスパラガスの方が栄養価は高いです。旬の時期はお値段も安めになるので、いろんなお料理で味わいたいですね。
 
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部活動紹介

 5・6時間目、新入生に部活動紹介をおこないました。部活動のなかには、試合に出場する部員数が確保できず、やむを得ず不参加となったり、合同チームを結成して試合に参加している運動部、部員が少なく今後の活動が懸念される文化部があります。本校には11の運動部、13の文化部があり、それぞれの部の2・3年生が日ごろの活動紹介をおこない、新入生の勧誘を熱心におこないました。多くの新入生が部活動に参加し、高校生活を充実させてくれればと思います。
 
    ブラスバンド部            バドミントン部
 
      簿記部              華道部
 
     陸上競技部           卓球部
 
     ソフトテニス部         ソフトボール部
 
      写真部          男子バレーボール部
 
   女子バレーボール部           弓道部
 
     漫画研究部            山岳部
 
      野球部            ワープロ部
 
   バスケットボール部          書道部
 

 
      生徒会          ウエイトリフティング部
進行の皆さん、お疲れ様でした!
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