平成29年度~校長室

2017年8月の記事一覧

体験入学

 本日、体験入学を実施しました。180名ほどの中学生が商業4つ、農業5つの授業に参加し、ふだんとはちがう高校の授業を体験をしてもらいました。商業系の授業はパソコンや電卓を活用することが多く、戸惑いもありましたが、すぐに慣れて課題にチャレンジ! 農業系は活動の時間が多く、興味津々で臨んでいました。また、今年度初めて部活動体験も実施し、20名弱の生徒が卓球、バスケット、バドミントン、バスケット、バレーボール、野球、ソフトボール、ブラスバンド部の練習に参加しました。在校生も先輩として中学生をうまく導けたようです。
 中学生や保護者の方々に、学校を知ってもらうよい機会とすることができました。
 
   参加する授業は・・・    熱中症に気をつけましょう!
 
    情報処理の授業         総合実践の授業
 
     簿記の授業         ビジネス基礎の授業
 
  グリーンライフの授業       フラワーの授業
 
    食品製造の授業        部活動体験の受付
 
    バドミントン部        バレーボール部

      野球部
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花火

 夏の風物詩といえば「花火」。全国各地で花火大会が催され、大勢の人で賑わいます。ドーンと言う大きな音に心が踊り、夜空に花咲く色とりどりの輝きにワクワクしてしまいますよね。また、家族や仲間で思い思いの花火を選び、庭先でするのも楽しいものです。
 
 さて、花火はいつ頃からあったのか、また、どんな種類があるのか、そんな豆知識を知っておくと、一味違った楽しみ方ができるかもしれません。花火のもとである黒色火薬は中国で発明され、相手を威嚇したり火事をおこしたりする武器として使われていました。やがて通信手段のノロシが夜にも用いられるようになり、火薬を煌かせる技術が花火へと発展していきました。鑑賞用の花火は、14世紀にイタリアで作られたといわれ、その後、大航海時代と共に世界中に伝わっていったのです。日本へは1543年、種子島に火縄銃とともに火薬が伝来しました。そして戦乱がおさまった江戸時代になってから、観賞用の花火が登場してきました。天正17年(1589年)に伊達政宗が鑑賞したとか、慶長18年に(1613年)イギリス国王の使者が駿府城の徳川家康を尋ね、持参の花火を見せたという記録があります。この時、家康が見たのは竹筒に火薬を詰めて火を噴くだけのものでしたが、三河地方に残る「手筒花火」はこの名残だといわれています。その後花火は急速に発展し、江戸で開花していったのです。花火は将軍家をはじめ諸大名の間で流行し、江戸の大川端(隅田川の下流右岸一帯の称。大川=現在の隅田川)の下屋敷での年中行事となりました。やがて町民の間にも流行し、花火師や花火売りが登場しましたが、花火が原因の火災が多発したため「花火禁止令」が出され、花火を行う場所は大川端のみ許可されることになりました。その後、享保177年(1732年)に全国的な飢饉とコレラが流行し多数の死者が出たため、翌年の川開きで慰霊と悪疫退散を祈願する水神祭が催され、盛大に花火が披露されました。これが「両国川開き花火」(隅田川花火大会の原型)の始まり、つまり花火大会のルーツと言えます。この両国川開き花火で活躍した花火師が、「玉屋」と「鍵屋」。当初は鍵屋六代目弥兵衛が打上げを担当していましたが、やがて鍵屋の番頭が暖簾分けをされて玉屋市兵衛を名乗ると、川の上流を「玉屋」、下流を「鍵屋」が担当し、二大花火師の競演となりました。これを応援するための掛け声が「たまや~」「かぎや~」だったのです。花火は光(色)、音、煙、形の4つの要素が織りなす真夏のスペクタクルとも言えます。この夏は花火大会に出かけて、お気に入りの花火を探してみてはいかがですか?
 
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インターハイ速報

 福島市で行われている全国高等学校総合体育大会(インターハイ)ウエイトリフティング競技選手権大会の応援に、会場の福島県立福島明成高等学校まで行ってきました。出場したのは56kg級の平井翔悟君、94kg級の柿本和希君で、この日は平井君の試合がおこなわれました。ふだんの練習の成果を発揮して、前半は上位に食い込んでいましたが、後半の腰を痛め、最後の試技は棄権をせざるを得ませんでした。しかし、ふだんの成果や持ち味は十分に発揮してくれたと思います。また、柿本君の試合は8月6日(日)に実施される予定です。柿本君にも力を十分に発揮できるよう、がんばってもらえればと思います。
 
  こちらは53kg級の表彰式         いよいよ、出番!
 
     一時は上位に           力を出し切りました!

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風鈴

 
 風に揺れて「ちりん、ちりん」と涼やかな音色を奏でる「風鈴」は、夏の風物詩。風鈴の音色を聞くと、ふと涼を感じるものです。風鈴市も各地で開催されます。暑い時期ですが、お気に入りの風鈴を軒先や室内の風の通り道につるして、爽やかに過ごすのも良いものです。風鈴のルーツは、仏教伝来とともにもたらされた「風鐸(ふうたく)」です。風鐸は、今の風鈴とは全く違う重い音色で、邪気を遠ざける魔除けの鐘としてつるされるものです。今でもお寺の軒先などに見ることができます。風鈴がいつから日本の夏の風物詩になったのかははっきりしませんが、江戸時代の浮世絵には、浴衣を着て涼んでいる美人とともに今と同じ形の風鈴が描かれています。青銅製が中心だった風鈴ですが、江戸時代に入ると、ガラス作りの技術がもたらされ、ガラス製の江戸風鈴が作られるようになりました。江戸の町にはたくさんの物売りがいて、売り声も高くにぎやかに売り歩いていましたが、「風鈴売り」だけは、風鈴の音色がよく聞こえるように声を上げずに売り歩いていたと言われます。また、全国各地で風鈴市も開催されます。川崎大師の風鈴市は関東では夏の風物詩として親しまれており、毎年大勢の人で賑わいます。オリジナル「厄除だるま風鈴」をはじめ、全国各地の風鈴900種類、3万個の風鈴が勢揃いします。素材も金属、陶磁器、ガラスや石など様々あり、珍しい風鈴もいろいろ。お気に入りの風鈴を探してみるのも楽しいですね。
 
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8月の風景

 8月は1年で一番暑い月ですが、はっきりとしない天気が続きます。8月は旧暦8月で葉月(はづき)と呼ばれています。葉月の由来には諸説あります。木の葉が紅葉して落ちる月「葉落ち月」「葉月」であるという説が有名です。旧暦で8月は秋に当たります。他には稲の穂が張る「穂張り月(ほはりづき)」という説や、雁が初めて来る「初来月(はつきづき)」という説、南方からの台風が多く来る「南風月(はえづき)」という説などがあります。英語名Augustは、初代ローマ皇帝Augustus(アウグストゥス)に由来しています。7月Julyはユリウス暦を創った共和政ローマ末期の政治家、ユリウス・カエサル(Julius Caesar)からなので、2か月続きでローマの英雄から英語では月名を採ったのですね。もっともイギリスは2000年前はローマの属州だったので、その影響があって当然かもしれません。
 8月は空も大地もゆったりと時が流れる感じがします。
 
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