平成29年度~校長室

2019年7月の記事一覧

枝豆

 夏においしい枝豆。ビールのお供に欠かせないという方も多いはず。美味しさや希少価値からブランド化している枝豆もあります。その昔は、枝についたままゆでていたので「枝豆」と呼ばれたといわれています。おつまみの定番「枝豆」は、大豆をまだ青いうちに収穫したもの。通常は枝豆として未成熟時に収穫するのに適した品種を用いますが、完熟すると大豆になります。大豆は豆ですが、枝豆は野菜に分類されます。大豆にはないカロテンやビタミンCが豊富に含まれ、しかも大豆の栄養成分である良質のタンパク質や抗酸化成分も含んでいます。枝豆のタンパク質に含まれるアミノ酸の一種「メチオニン」は、ビタミンB1、ビタミンCとともにアルコールの分解を促し、肝機能の働きを助けてくれるので、「ビールに枝豆」は栄養的にも良い組み合わせなのですね。枝豆の種類は400品種以上といわれていますが、大きく3つに分けられます。
・白毛豆(青豆)の枝豆
流通量が多く、一般的に出回っている種類で、鮮やかな緑色にうぶ毛が生えています。早生か晩生か、また粒の大きさの違いなどによってさまざまな品種があります。
青森県津軽地方の在来種「毛豆」は、晩生ですが粒が大きく、コクと甘みがあり、津軽の秋の味覚となっています。
・茶豆の枝豆
豆の薄皮が茶色いのが特徴。豆は一つのさやに2粒と小さいながら、甘みが強く独特の風味もあります。山形県庄内地方の「だだちゃ豆」や新潟県黒崎村(現在は新潟市)の「黒崎茶豆」などが有名です。
・黒豆の枝豆
黒豆が成熟する前の未熟なもので、さやの中で黒くなる前に収穫するので、豆の薄皮がうっすらと黒みを帯びています。大粒で甘みとコクがありますが、生産量が少なく出回る時期も9月下旬から10月上旬と短いのであまり市場には出回りません。関西地方が主な産地で、「丹波黒豆」で有名な丹波篠山の黒大豆の枝豆は高級品とされています。
 枝豆は冷凍などもあり通年楽しめますが、収穫したての枝豆のおいしさは格別。旬の時期にはぜひ、新鮮な枝豆を手に入れてその日のうちにゆでて味わいたいものです。

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涼を楽しむ ~ 風鈴と風鈴市

 風に揺れて「ちりん、ちりん」と涼やかな音色を奏でる「風鈴」は、夏の風物詩。風鈴の音色を聞くと、ふと涼を感じるものです。風鈴市も各地で開催されます。暑い時期ですが、お気に入りの風鈴を軒先や室内の風の通り道につるして、爽やかに過ごすのも良いものです。風鈴のルーツは、仏教伝来とともにもたらされた「風鐸(ふうたく)」です。風鐸は、今の風鈴とは全く違う重い音色で、邪気を遠ざける魔除けの鐘としてつるされるものです。今でもお寺の軒先などに見ることができます。風鈴がいつから日本の夏の風物詩になったのかははっきりしませんが、江戸時代の浮世絵には、浴衣を着て涼んでいる美人とともに今と同じ形の風鈴が描かれています。青銅製が中心だった風鈴ですが、江戸時代に入ると、ガラス作りの技術がもたらされ、ガラス製の江戸風鈴が作られるようになりました。江戸の町にはたくさんの物売りがいて、売り声も高くにぎやかに売り歩いていましたが、「風鈴売り」だけは、風鈴の音色がよく聞こえるように声を上げずに売り歩いていたといわれます。

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夏を乗り切る薬味の知恵

 料理の味を引き立て、薬効成分をプラスするのが薬味。夏バテ防止にも一役買っています。夏場に出回るみょうが、しそ、わさびなどは食あたりを防ぐ薬草でもあり、加熱しないほうが効果的。料理にトッピングしたり、タレに混ぜたり、おいしく食べて元気な夏を過ごしましょう!
【みょうが】「花みょうが」とも呼ばれ、赤紫色のふっくらとしたみょうがは開花前の蕾にあたります。若い茎の部分は「みょうがたけ」として春先に出回ります。みょうがは、しゃきしゃきした歯ざわりが特徴。熱い味噌汁やそばなど、めん類とともに食べると爽やかです。夏野菜の浅漬などにいっしょに漬け込むと風味の良い漬けものができます。香りがきつすぎるときは、刻んでから水にさらします。東京都文京区の「茗荷谷」は、かつてこの地がみょうがの名産地だったことに由来します。
【大葉(しそ)】大葉にはビタミン、カロチン、鉄分が豊富。昔から民間薬として使われ、下痢や貧血、疲労回復に良いとされてきました。刺身のツマや天ぷら、めん類の薬味などに。すがすがしい香りが食欲をそそります。この、香り成分である「ペリルアルデヒド」は、食欲増進や健胃作用のほか、強い殺菌作用や防腐作用があり、食中毒の予防にも役立ちます。

【わさび】山間の清流に育ち、ツンとした辛味と香りが食欲をそそります。強い防腐・殺菌作用があり、食中毒の防止のため、刺身や握り寿司などの生ものにはわさびがつきものです。チューブ入りも手軽ですが、香り、辛味の爽やかさではやはり生わさびのおろし立てのほうがおいしく感じます。生わさびは金気を嫌うので、すりおろすときはサメ肌のおろしを使います。生わさびはぬらした新聞紙に包んでからラップをして、冷蔵保存すると1ヵ月くらいもちます。
【しょうが】すりおろしたり、針しょうがに。殺菌力が強く、肉などタンパク質の消化吸収を高めます。血行を良くし、からだを温める効果もあるので、冷房や冷たい飲み物で冷えたからだには、しょうががおすすめです。
【にんにく】スタミナをつける食品といえばにんにく。疲労回復に効きます。匂いを気にしないなら、生の状態ですりおろしたり、細かく刻んだりして薬味に使うのが効果的。また油で揚げるとにんにくの有効成分が摂取しやすくなるそうです。醤油や酒に漬け込めば1年保存できます。にんにくの成分は食べ過ぎると胃の粘膜を傷つけたり、貧血になることもあるので1日1片くらいが適当でしょう。
【唐辛子】唐辛子の主な辛味成分であるカプサイシンは、胃腸を刺激し食欲を増進させます。また、発汗作用や強心作用があるので、暑いときに唐辛子入りの辛いものを食べると、たくさん汗も出てかえってさっぱりした気持ちになったりします。
ビタミンCやビタミンE、カロチンも多く含まれているので、疲労回復や夏風邪の予防、肌荒れ防止にも良いようです。ただし、これも刺激が強いので食べ過ぎないようにしましょう。赤いものより青い唐辛子が辛めです。また、「獅子唐辛子」は辛味の少ない「甘味種」でピーマンなどと同種になります。辛味は少ないですが、カプサイシンも含まれ、ビタミンCが 豊富です。初夏から夏にかけて旬となる京野菜のひとつ「伏見甘長唐辛子」や「万願寺唐辛子」もこの甘味種の仲間です。

【ねぎ】ねぎには「白ねぎ」(根深ねぎ・長ねぎ)と「青ねぎ」(葉ねぎ)があり、通年出回っていますが、夏が旬なのは「青ねぎ」。香りが良く、薬味に重宝します。白ねぎが淡色野菜なのに対して、青ねぎにはベータカロテンが多く、緑黄色野菜。そうめんや冷奴などにたっぷり刻んで入れましょう。
【すだち】徳島県の特産品のすだち。香りがとても爽やかです。半分に切って、果汁を絞りかけたり、果皮をすりおろしたりして使います。レモンよりもビタミンCが多く、果皮にはビタミンA も含まれています。

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土用の丑の日

 蒸し蒸しとした暑い日が続いて、身体がバテバテという人もいると思います。明日7月27日は土用の丑の日です。この日にうなぎを食べると夏バテをしないと言われています。実はこの風習、江戸時代の万能学者であり、発明家でもある平賀源内が仕掛けたものだと言われています。源内は知り合いのうなぎ屋さんが夏はうなぎが売れないと困っていたのを見て、店の前に「土用丑の日、うなぎの日」という貼り紙をしたのです。これが大当たりして、土用の丑の日にうなぎを食べる風習が広まりました。元々、この日に梅干しやうどん、瓜など「う」のつくものを食べると病気にならないという言い伝えがありましたので、「う」のつく食べ物=「うなぎ」として定着したのでしょう。いずれも食が細くなる夏に食べやすいものです。このような言い伝えは先人たちのありがたいアドバイスとも言える訳です。スタミナをつけて夏の暑さ、ダルさを吹き飛ばしましょう!

 
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夏の涼味 心太(ところてん)と寒天

 冷たい口当たりとのど越しの良い食感が、暑い季節にぴったりの心太(ところてん)と寒天。これらの歴史は古く、古来より日本人に愛されてきた日本の伝統食品。味わいも使い勝手もいろいろあります。心太(ところてん)が大陸から日本に伝わったのは古く、仏教伝来の頃、精進料理のこんにゃくなどとともに製法が伝えられたと考えられています。奈良時代・平安時代にはところてんを売る店もできましたが、当時は上流階級のぜいたくな食べものでした。この頃はところてんにからし酢をかけて食べていたということです。ところてんは、天草(てんぐさ)という海藻を煮溶かし、冷まして煮凝らせたもの。そこで、天草は煮凝る藻ということで「凝海藻(こるもは)」「凝海藻葉(こごるもは)」と呼ばれ、煮凝ったものは「こころふと」と呼ばれて「心太」という漢字が当てられました。その後、上の漢字を訓読み、下の漢字を音読みする湯桶読みから「こころてい」と呼ぶようになり、「ところてん」に変化したと言われています。ところで、ところてんはさっぱりとした酢醤油で食べることが多いと思いますが、関西では黒蜜をかけて食べることがあります。奈良~平安時代、貴族の間では中国から輸入された砂糖が流行していたので、ところてんにも砂糖から作られた黒蜜を使って甘くして食べたのではないかと言われています。また、当時は砂糖も薬の一つとして扱われており、関西には薬種問屋が集まっていたので、一般にも浸透していったと考えられています。一方、寒天は江戸時代になって、京都伏見の美濃屋太郎左衛門が、偶然凍結したところてんから結晶水が抜け出して寒天質が残ることを発見。寒天は、ところてんから生まれた日本の伝統食品といえます。「寒天」という名前は、日本にいんげん豆などを伝えた明僧、隠元禅師が名付けたと言われています。寒天は、料理やお菓子作りに使われるほか、オブラートや細菌培養基などにも用いられています。海藻の一種である天草などから作られているので、食物繊維やミネラルなどをバランス良く含んでいます。寒天の食物繊維は、腸内をきれいにして便秘・肥満・高血糖を防ぐ働きがあります。また、日本人に不足しがちといわれているカルシウムも豊富です。おいしく食べて生活習慣病予防にも一役買ってくれるヘルシーな食品です。なお、寒天とゼラチンはよく似ていますが、実は全く違うものです。寒天は100%植物由来のものであるに対して、ゼラチンは牛などの動物の皮のなかの蛋白質から作ったもので、成分も製法も全く違ったものになります。

 
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かき氷

 真夏の日差しが照りつける中、「氷」と書いたのぼりをみると、ちょっと涼しさを感じますね。冷た~いかき氷を食べて一休み...夏ならではの楽しみです。「かき氷」は日本の夏の風物詩、夏の季語で夏氷(なつごおり)とも言います。実はこのかき氷、冷凍庫がある現代だけの食べものではありません。昔の人も、暑い季節にかき氷を食べて涼をとるのが大好きでした。昔は、製氷技術はなかったので、冬の間、池で凍った氷を切り出し、それをなるべく溶かさないように貯蔵しました。山の麓の穴蔵や、洞窟の奥などを利用してそこに大量に氷を入れて冷却効果を高め、さらに断熱効果を高めるためにおがくずなどをかけて保存しました。この貯蔵場所を氷室(ひむろ)と呼びます。昭和初期に氷削機が普及し、かき氷が一般化していきました。戦前は、かき氷といえば、削った氷に砂糖をふりかけた「雪」か、砂糖蜜をかけた「みぞれ」、小豆餡をのせた「金時」などが定番のメニューでした。かき氷専用のシロップが販売されるようになったのは、戦後のことです。かき氷専用のシロップは「氷蜜(こおりみつ)」と呼ばれ、イチゴやレモン風味などさまざまな種類があります。また、砂糖水を略して水(すい)といい、「氷水」・「みぞれ」・「せんじ」・「甘露」とも呼ばれています。同一のものであっても、地域によって呼び名や盛りつけ方が異なりますし、地方によってユニークなかき氷があります。たとえば、抹茶に砂糖と水を加え、茶筅で泡立てたシロップをかき氷にかけ、小豆を載せた宇治金時。宇治が抹茶、金時は小豆のこと。また、ミルクをかけた「ミルク金時」もあります。氷あずきは、水のシロップに小豆をのせたもの。白くまの発祥は鹿児島県で九州の名物氷菓です。かき氷にミカンやパイナップルの缶詰などの果物を盛り込み、小豆をのせ、練乳をかけたもの。カップ入りの氷菓やアイスキャンディーもあります。雪くまは、夏の猛暑で知られている埼玉県熊谷市が、暑さを元気に乗り切れるようにとブランド化したかき氷。地元のおいしい水を使った氷で、雪のようにふんわりした食感に削り、オリジナルのシロップや食材を使っていることが条件だそうです。みかん氷・パイナップル氷は、横浜スタジアムで売られているかき氷で、缶詰みかんや缶詰パイナップルをのせ、その上に 缶詰のシロップをかけただけのシンプルなもの。こうしてみると、色々なかき氷がありますね。甲子園球場名物の「かち割り」のように氷を細かく砕いたものもかき氷と呼ぶそうです。どれもおいしそうなかき氷で、食べ比べしてみたいですが、食べ過ぎてお腹を冷やさないよう、注意しましょうね。


 

 

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季節のたより「暑中見舞い」

 例年だと30°以上の日が続き、夏真っ盛りの頃ですが、今年は何とか今週末ぐらいに梅雨明けとなりそうで、涼しい日が続いています。夏真っ盛りの時に出すのが「暑中お見舞い」。季節の挨拶状には、年始のご挨拶の「年賀状」、冬の「寒中見舞い」や「余寒見舞い」、夏の「暑中見舞い」や「残暑見舞い」があります。日頃の連絡は電話やメールで簡単にできますが、季節の便りが届いたらやはり嬉しいもの。堅苦しく考えないで、今年の夏は相手の笑顔を思い浮かべながら、暑中見舞いを出してみませんか。「暑中お見舞い」は、夏を無事に乗り切るために相手の健康を思いやるたよりです。「暑中」とは、暑い最中と察しはつきますが、実は二十四節気の「小暑」と「大暑」をさします。「小暑」は7月7日頃~大暑までのおよそ15日間、「大暑」は7月23日頃~立秋までのおよそ15日間、この小暑と大暑を合わせたおよそ30日間が「暑中」です。従って、「暑中見舞い」は「暑中」の期間に出すもので、立秋(8月7日ごろ)を過ぎると、「残暑見舞い」になる訳です。ただ、さすがに梅雨の最中はさすがに的外れなので、「暑中見舞い」は梅雨明け後から立秋までに出しましょう。 立秋を過ぎたら「残暑見舞い」にして、8月末までに届くようにします。ご無沙汰している友人、お世話になった方、気になるあの人など...。例えば、おしゃれなポストカードを見つけた時に、送りたいなと心に浮かんだ方へ。出したい気持ちを大切にすれば、自分の言葉で書け、気持ちや様子も伝わります。絵はがきにすれば、文章も短くてすみ、形式にとらわれず書けます。一口に絵はがきといっても、市販の季節の絵はがきを使ったり、インターネットでフリー素材を見つけて印刷したり、デジタルカメラで撮った写真を貼り付けて印刷するなど、いろいろな方法がありますね。また、暑中見舞いグッズも豊富な時期です。選ぶのも楽しいですね。夏休みにあたる時期なので、旅行に行かれる方も多いでしょう。旅先から絵はがきを送れば、旅の話題も盛り込め、リラックスした雰囲気で書けます。下手なおみやげより喜んでもらえます。また、季節感のある絵柄の切手や、送る相手の好みにあった切手を貼るとさらに雰囲気がアップ! 特殊切手や季節にちなんだふるさと切手、グリーティング切手などもあるようですので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

 
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メロン収穫体験講座

 本日、小学生を対象にメロンの収穫体験講座をおこないました。今年は梅雨の時期に気温が低い日が続き、実が大きくなるか心配されましたが、やや小さめですがしっかりと実ったのでので、今年は出来てホッとしています。市内から5組の小学生・保護者が参加し、涼しめのなか、メロンの収穫をおこないました。実際に獲ったメロンをすぐに食べてみると、甘みが足りない? 実は獲り立てのものは甘みが熟していなく、5~10日経つと熟成して甘みが増すとのこと。その後、野菜の収穫も体験してもらい、皆さん満足していただけたと思います。

 
   メロンの収穫は・・・      このメロンにしましょう!
 
   お気に入り1つが獲れました       こっちのほうが甘~~~~い!
 
  トマトがたくさんあるね      たくさん獲れました
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彩の国進学フェア

 20日、21日と、さいたまスーパーアリーナで開かれた「彩の国進学フェア」に参加してきました。例年、中学生や保護者の関心が高く、昨日も9時15分よりと早めの開場対応となりました。本校のブースにも多くの中学生や保護者の方が訪れ、学校の内容などを確認していただきました。多くの中学生、保護者に本校の情報を発信する貴重な機会とすることができました。

 
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第12回バレーボール羽実杯

 本日、本校バレーボール部主催の第12回羽実杯小学生の部が、本校の体育館で近隣の小学生のバレーボール8チームを招いて開催しまています。地域の小学生のバレーボールの交流とレベルアップを期待してこのカップは開催されました。今日は朝から多くの小学生を送って保護者の方々が来校し、駐車場の確保に戸惑う、うれしい悲鳴? となりました。体育館で開会式の後、順次試合がおこなわれ、一日体育館では声援がこだましています。梅雨明けしていないので気温は左程高くないですが、湿度が高く、蒸し蒸ししているので、熱中症にならないよう、十分水分を補給し、適宜休憩をとってがんばってもらえればと思います。

 
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終業式

 今日は1学期の終業式。校長が1学期を振り返っての講話をした後、教務部の長澤先生から1学期の成績等について、生徒指導部の網野先生から夏休みの生活等について話がありました。その後農業クラブ、陸上競技部、書道部の表彰をおこないました。
特に、陸上部競技部1年の阿南渉真君は北関東大会に出場する活躍を見せました。いよいよ明後日から夏休みが始まります。すべての生徒がこの夏休みを自らの力を伸ばす機会、自己・進路実現の機会としてもらうことを祈念します。
終業式での校長講話骨子:
   皆さん、おはようございます。早いもので今日は1学期の終業式です。長かったようで短いとも感じられたこの3カ月ほどの間、皆さんにはどんな時期だったでしょうか?
 社会に目を向ければ、いいなと思ったことで印象深いのは、時代が平成から昭和に代わり、新しい天皇が即位し、新天皇や雅子皇后の語学力が高く、国際感覚のある皇室のイメージが定着しつつあることがあげられます。ラグビーワールドカップや、来年の東京オリンピック・パラリンピックの開催も明るい話題です。選手たちも徐々に決まり、本番に向けて期待が高まります。サッカーの久保建英選手のリアル=マドリードへの移籍や、メジャーリーグの大谷翔平選手の活躍も明るい話題です。
 一方、暗い話題も多々あります。タレントの覚せい剤使用による逮捕や、芸人の反社会勢力との接触、引きこもり問題、衆議院議員による戦争誘発発言、隣の国韓国との解決の見えない政治的、経済的対立など、うんざりさせられることがかなりありました。その中でも反社会勢力のことが気になりました。反社会勢力とは「暴力、威力と詐欺的手法を駆使して、経済的利益を追求する集団又は個人。」と定義されています。今回、振り込め詐欺集団のパーティーに参加した闇営業で解雇されたり、謹慎になった芸人が多数出ました。「知らないで参加した。」のなら、はっきりそう言えばいいし、知っていて参加したのなら処分は当然だと思います。
 皆さんも将来反社会勢力と遭遇することがあるかもしれません。振り込め詐欺などは身近な課題ですし、いつ皆さんの家庭にその連絡が来るかわかりません。そういうことが起こった場合、どう対処すればいいのでしょう? 反社会勢力は人の弱みにうまく入り込んでお金を巧みに請求するようです。また、反社会勢力とは先程話した経済的利益を求める存在ですが、「精神的・肉体的な苦痛を与える存在」と捉えれば、身の回りに見つけることが出来るのではないでしょうか? 皆さんも、今後多くの厳しい状況やつらい状況、楽しい状況などさまざまな場面に遭遇すると思います。そのような時にどう対応していくのか、先人の経験を見つめ、参考とし、友だちと協力して乗り越えていってもらえればと思いです。
 明後日から夏休みです。この42日間を有意義なものとするために、自分にとってプラスとなるように計画を立て、実行してください。そして、夢や希望の実現に向けて、力を入れ、大きく飛躍することを願って、終業式の言葉とします。


 

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祇園祭

 明後日から夏休みが始まります。暑い日が続きますが、40日ほどの休みで何をしようか、楽しみにしている人も多いと思います。また、この時期は各地で夏祭りがさかんにおこなわれますが、そのなかでも祇園祭は最も規模の1つです。祇園祭は京都府京都市にある八坂神社の祭礼で、日本を代表する夏祭りのひとつです。山鉾行事はユネスコ無形文化遺産にも登録され、神田祭(東京都)、大阪天神祭(大阪府)とともに日本三大祭に数えられています。7月1日の「吉符入」で始まる祇園祭は、7月17日の山鉾巡行、神幸祭、7月24日の山鉾巡行、花傘巡行、還幸祭を中心に、7月31日「疫神社夏越祭」で幕を閉じます。平安時代、京の都に疫病が流行した時、京の人々が牛頭天王(ごずてんのう)の怒りだと恐れ、当時の国の数と同じ66の鉾を立てて神を祀り、神輿を送って厄災が去ることを祈ったのが祇園祭の始まりと言われています。祇園祭が行われる八坂神社の祭神は素戔嗚尊(すさのうのみこと)です。日本各地には八坂神社を総本社として素戔嗚尊をまつる神社がたくさんあり、そこで行われるお祭りには「祇園」という名前がつくものが多くあります。近隣の熊谷市では、7月20日から22日まで3日間行われる八坂神社例大祭のうちわ祭がおこなわれます。12台の山車・屋台が熊谷囃子とともに市街地を巡行するようすは、その絢爛豪華さから関東一の祇園祭と称されています。そして、クライマックスは3日目の夜。あちらこちらの街角で引き合わせ、叩き合いが繰り広げられながら、山車と屋台がお祭広場に集結します。ライトアップされた山車・屋台。数万人の人の波。夜空に響きわたるお囃子と歓声。訪れた人の誰もを熱く燃えさせます。3日間で数十万人の方が祭りを楽しみます。江戸時代の多くの祭りがそうであったように、赤い色が厄除けになるという理由から、熊谷でも各家で赤飯を炊いて親戚などに配っていましたが、ある時、市内の料亭の主人が思いついて、当時、生活必需品だった渋うちわを配るようにしたことから「うちわ祭り」と呼ばれるようになりました。熊谷うちわ祭に「うちわ」が現れた時代については諸説があり、文献によっては江戸時代とするものもあります。暑気払いに出かけてみてはいかがですか?
 
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熱中症(日射病と熱射病)

 だんだんと暑くなってくるこの時期くらいから、熱中症による大きな事故が報告されるようになります。この時期からの十分な対策は、スポーツに関わる全ての人たちに大切なことです。「日射病」と「熱射病」、よく似た名前なので同じ病気だと思ってる方も多いようですが、実は違うものです。日射病は、 夏の暑い日差しを浴びて歩き回ったときに体がオーバーヒートして起こります。顔が赤くなって息遣いが荒く、皮膚は暑くてさらさらと乾いた状態で汗が出ません。そして、目まいや頭痛、吐き気などの症状がでます。症状がひどい時は意識不明になり、死亡することもあります。日射病を防ぐには、つばの大きい帽子を被り、その下にタオルなどを入れ、後頭部と首に直射日光が当たらないようにします。日射病にかかってしまったら、風通しのよい木陰などに頭を高くして寝かせ、濡れたタオルで首筋や腋の下などを冷やします。あおいだりして風を送り、体温が平温になるまで続けます。 吐き気があったら顔を横に向かせます。塩分の含んだ水(スポーツドリンクなど)を少しずつ飲ませます。熱いものやアルコール類は禁物です。一方、熱射病は 高温多湿の下で長時間歩いたり作業をした時に、大量の汗をかき、体内の塩分や水分が著しく不足して起こります。つまり、体温の調節が効かなくなって起こる訳です。顔は青白く大量の汗が出、皮膚は冷たくじっとりとした感じになります。 体温は普通かやや低めで脈は弱くて早く、虚脱感とともに、目まい、吐き気がともないます。熱射病を防ぐには、高温多湿の所、例えば夏の炎天下のテントの中での作業などは長時間に及ばないようにします。作業中はこまめに水分や塩分を補給しておきます。熱射病にかかったら、涼しい木陰に頭を低く足を高くして寝かせ、体温が低いようなら体を暖めます。水か薄い食塩水を15分おきくらいに飲ませます。夏の暑い盛りに激しいスポーツをすると、体は高くなった体温を冷やすためにたくさんの汗をかきます。あまりたくさんの汗をかき、この失った水分の補給をしてやらないと日射病になるという訳です。私が高校生の時は運動の最中には水分なんてもっての他だとよくいわれましたが、適度な水分は絶対に必要です。猛暑日、酷暑日が続くようになりますが、適切な体調管理と十分な睡眠、食事の摂取に心がけましょう!

  
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非行安全教室

 本日、非行防止教室をおこないました。今回は生徒の多くが利用するLINEの正しい使い方やトラブルに対応するため、LINE株式会社のオフィシャル・インストラクターの宇佐美瞳様を講師としてお招きし、「インターネットを使うときに気を付けること、考えること~楽しいコミュニケーションを考えよう」」という演題の下、生徒へ講演をしていただきました。宇佐美様は、LINEの利用において、情報の発信、受け取り、情報管理が大切だとお話しされ、LINEの実例を挙げて、「自分の嫌なことと相手の嫌なことは異なる。感覚のづれがある。」ので、設定の確認やルールの工夫、コミュニケーションのトレーニングをしっかりおこなって、ことばや表現について考えようと訴えました。こういうことをすると大変なことになるという話ではなく、生徒自らが自分の問題としっかり考える雰囲気づくりを作っていただき、生徒も普段利用する身近なツールの話題であり、真剣に考えていました。全員がこれらのことを肝に命じ、きちんとした使用をしてくれることを期待します。

 
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打ち水

 夏の朝夕の気温が比較的高くない時間帯に、道や庭先などに水をまく「打ち水」。水が蒸発する時に熱を奪い、地面からの放射熱も減少するため、気温が下がって夏の暑さを和らげる効果があります。また、舗装されていない道では、土ほこりを抑える効果もあります。現在は、暑さ対策として涼を得ることに重きを置かれている打ち水ですが、元々は商店が店先に水をまくことで、お客様を迎える前にその場の穢れを祓って清めておくという心遣いのひとつでした。少しでも涼しくなる工夫は必要ですね。
 
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羽生市観光協会による授業

 本日3・4限、農業経済科2年5組環境資源コースの授業で、産業教育イノベーション事業の一環で地元羽生市観光協会の澤田理事長様、白川様、谷口様を講師にお招きして、「羽生市観光・地域創造の歴史と展望」と題して、羽生市のキャラクターを活用して地域活性化の状況について指導していただきました。埼玉県は東京都に近いこともあり、地域のPRなどさまざまな面で全国下位に低迷しています。人口の減少が始まり、先行き不透明な中で地域の生き残りをかけて行動していくことはとても重要です。羽生市は埼玉県の北東部の田園地域にあり、地域の特色は?、売りのポイントは? と聞かれると窮することもありました。そのような中で、地域のPRできるものを生み出そう、ないならつくろうと、羽生市の観光協会と役所が協力して「ムジナもん」をはじめ、地元に根づいたキャラクターを創造し、キャラクターサミットや動画配信などさまざまな機会を活用して、羽生市を知ってもらう機会を広めています。本校の生徒の羽生市で開催されるさまざまなイベントに、ボランティアとして参加しており、生徒たちは熱心に話や動画に耳や目を傾けていました。羽生市の活性化に生徒たちが貢献し、地元が活性化されることを期待します。

 
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野球埼玉大会2回戦

 昨日、野球の埼玉大会2回戦が浦和市民球場でおこなわれ、本校は浦和西高校と対戦しました。雨で2日順延となり、午後1時30分過ぎに始まった試合は、初回から相手に先制され、苦しい展開。エラーも出て相手に大量点を許してしまいました。今年のチームは1年生が多く、試合の雰囲気に飲まれているところもあったかもしれません。途中で連打も出ましたが、得点を奪えずゲームセット。最終的に22対0のスコアーでしたが、最後までくらいつきました。応援の保護者の方々やブラスバンド部の生徒も懸命に応援し、選手はそれに十分応えていたと思います。1年生が力をつけてくれれば勝利も期待できます。雨模様の中の中、お疲れ様でした。

 
 スターティングラインナップ       試合開始!
 
    ピッチング            バッティング
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高P連関東大会埼玉大会

 7月12日(金)、13日(土)、大宮ソニックシティで開催された関東高等学校PTA連合会大会埼玉大会に参加しました。今年は埼玉が開催県で県PTA役員校の人々が忙しそうに対応していました。12日は埼玉県の高校生によるアトラクションで始まり、高校生やPTAの演奏や演技で盛り上がりました。その後、全大会で今年度の大会宣言の採択、タレントの向井亜紀さんによる「夢が生きる力になる」の講演があり、御自分の経験見解を交えながら苦しかった癌との戦いや家族の絆の話を伺いました。13日(土)は、第1分科会「学校教育とPTA」に参加し、山梨県立都留興譲館高校と神奈川県立山北高校の取組の発表がありました。再編新校のPTA活動の模索や、PTA活動と防災対策など貴重なお話を伺うことができ、参考になりました。

 
     会場入り口           新座高校ダンス部
 
      全体会           分科会のテーマ
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ルビー

 7月の誕生石ルビーの語源は赤を意味するラテン語のルペウス。和名は紅玉。その名の通り、あでやかな真紅に輝くこの石は、宝石のなかの宝石とでも呼びたい美しさを備えています。昔は赤い宝石はすべてルビーと呼ばれていました。まさに、赤い宝石の女王、それがルビーなのです。ルビーは内部で燃える情熱の炎だと考えられていました。ルビーを身につける者は、内に秘めていた激しい情熱がよび覚まされるとともに、嫉妬や邪念を静め、精神の安定を得ると考えられていました。ルビーの最高の色は、なぜなのか、「鳩の血」の色にたとえられ、ピジョン・ブラッドといいます。それはやや紫色を帯びた濃いめの赤色をしています。ミャンマー産のものに多いと云われていますが、大粒のものが採れるのは稀で、たいへんな稀少価値があります。もちろん、それ以外のルビーに価値がない訳ではありません。むしろ傾向として、ビジョン・ブラッドよりは若干色の薄い赤い色に人気が集中しつつあるように思えます。7月の誕生石ルビーは、情熱、仁愛、威厳の象徴とされています。現在の誕生石のもととなる12カ月の宝石リストが作られたのは、1952年のアメリカ。梅雨のなごりが続く日本で選定されていたなら、きっと7月は別の宝石になっていたことでしょう。

  
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省エネ

 今年は梅雨の間でも肌寒い日が多く、昨年のこの時期のように夏は暑くて暑くて・・・とついつい、エアコンに頼りがちとはなっていません。しかし、梅雨が明け、真夏を迎えるのもあとわずか。エアコンをがんがんに効かせないとという日も近いと思います。しかし、エアコンをかけ、電気消費から生まれる二酸化炭素などの温室効果ガスが増えてくると、地球の温暖化はすすみ、夏はもっともっと暑くなるかもしれません。例えば地球の平均気温が2°上がると、東京の気温は鹿児島県と同じくらいの気温になると言います。夏は一年の中で最も電力使用の多い季節です。電気を多く使うと二酸化炭素の排出も増え、地球の温暖化に拍車をかけます。夏の電気の使われ方は平日13時~16時がピークとなります。その使用率の4割がエアコンによるもの。部屋の中を涼しくすればするほど地球は暖かくなっていくのです。エアコンの設定温度を1°高めにするだけで約10%の省エネになると言われています。また、一緒に扇風機を使って涼しい風を部屋全体に循環させてやることで少々設定温度を高くしても涼しく感じることができます。また、エアコンの室外機の廻りの気温が高いと、放熱効率が悪くなり冷房の利きも悪くなります。室外機を直射日光からさけるよう日よけやひさしを作ってやると、冷房の利きもぐんと良くなります。ただし、前面の風通しが悪くならない様に気をつけましょう。冷房効率を上げるもう一つの方法は窓から入ってくる熱をできるだけ少なくすることです。最も簡単な方法は窓用断熱フィルムを貼ること。最近の断熱フィルムは光の透過率も良いため部屋が暗くなると言う心配もないようです。また、夏だけでなく冬の暖房効率も良くなります。

 
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蓮(はす)

 蓮(はす)の花が咲く時期となりました。蓮の原産地はインド亜大陸とその周辺で、地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出します。草高は約1メートルで、茎に通気のための穴が通っています。水面よりも高く出る葉もあります。葉は円形で葉柄が中央につき、撥水性があって水玉ができます。地下茎は「蓮根」(れんこん、はすね)といい、野菜名として用いられています。開花期は7~8月で、白またはピンク色の花を咲かせ、早朝に咲き、昼には閉じます。蓮の泥水の中から生じ、清浄な美しい花を咲かせる姿が、仏の智慧や慈悲の象徴とされ、様々に意匠されています。如来像の台座は蓮華をかたどった蓮華座であり、た厨子の扉の内側に蓮華の彫刻を施したりしています。主に寺院では仏前に「常花」(じょうか)と呼ばれる金色の木製の蓮華が置かれています。また、死後に極楽浄土に往生し、同じ蓮花の上に生まれ変わって身を託すという思想があり、「一蓮托生」という言葉の語源になっています。先日、行田市の古代蓮の里公園に行ってみました。行田市の“天然記念物”に指定されている行田蓮(古代蓮)は原始的な形態を持つ1400年~3000年前の蓮であると言われています。古代蓮の里にほど近い公共施設建設工事の際に、偶然出土した種子が自然発芽し甦り、池に開花しているのが発見されました。地中深く眠っていた多くの蓮の実が出土し、自然発芽して一斉に開花した事は極めて珍しいことといわれています。古代蓮の里では行田市のシンボルともなっている古代蓮を育てており、可憐な古えのピンクや白の花が楽しめます。一度お出かけになっていはいかがですか。但し、花の開いているのは午前中です。

 
 
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ほおずき

 ほおずき(鬼灯) はナス科の多年草で、日本では平安時代から薬として利用されてきました。東南アジアが原産とされていますが、その自生地ははっきりしていません。淡い黄色の花を6月から7月ころ咲かせます。この開花時期にあわせて、日本各地で「ほおずき市」が開催されます。日本の仏教習俗であるお盆では、ガクに包まれたほおずきの果実を死者の霊を導く提灯に見立て、枝付きで精霊棚(盆棚)に飾ります。古くは薬草として利用され、子供の夜泣きやひきつけ、大人のお腹や胸の痛みを和らげる効能があるとされていました。中国では、根が「酸漿(サンショウ)」という生薬名で知られ、漢方医学では咳止めや解熱、利尿の薬として熱や黄疸の時に用いられます。毎年7月9日、7月10日に東京都台東区浅草の浅草寺でほおずき市が催されています。約200年前の明和年間に始まったと言われています。ほおずき市といえば浅草寺、と言われるほど有名なほおずき市。7月10日に参拝すると、なんと四万六千日も毎日お参りしたのと同じだけのご利益があると言われています。ほおずき市としては全国でも最大規模で、毎年全国からも多くの人たちが訪れて、大変な賑わいになります。境内にはたくさんのほおずきを売る店、そして風鈴の涼やかな音色が響き、いかにも浅草といった江戸の下町の風情を感じることが出来ます。

 
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朝顔市

 朝顔市は、ほおずき市と並ぶ夏の風物詩です。朝顔市の朝顔は、青やピンクなど3~4色の大輪の花が一鉢に咲くように寄植えされた「あんどん仕立て」が主流です。「今日の朝顔は何色?」と夏の早起きは朝顔チェックで決まりですね! 朝顔はヒルガオ科のつる草で、支柱となるものに巻きつきながら成長していきます。巻き付く向きはなぜか左巻き。そして、朝顔は日没から10時間後に咲く、体内時計を持っています。それで、早朝に花を開き、日が出るとしぼんでしまうのです。似たような名前の花に昼顔、夕顔がありますが、昼顔はその名の通り昼に咲き、夕方しぼみます。夕顔はウリ科のつる草で、その実からかんぴょうが作られます。朝顔の原産地は中国で、奈良時代に遣唐使によって日本に伝来したといわれています。当時は朝顔の種は「牽牛子」(けんごし)といって、下剤や利尿作用がある漢方薬として珍重されていました。朝顔の花が鑑賞用として栽培されるようになったのは江戸時代になってからの事です。朝顔市で有名な入谷(東京都台東区)は、入谷田圃の土が良かったことと、腕の良い植木屋が多く住んでいたことから、朝顔の名所として有名になりました。朝顔市の代名詞ともなっている入谷の鬼子母神の朝顔市は、明治初期からの歴史があります。世情の悪化から大正時代に一度姿を消しますが、戦後の昭和23年に江戸情緒豊かな夏の風物詩として再開されました。朝顔の中国名「牽牛花」(けんぎゅうか)にちなみ、牽牛といえば七夕伝説に出てくるあの牽牛、ということで七夕を挟んで3日間開催されます。東京・入谷の朝顔市は、入谷鬼子母神を中心に言問通り沿いに市が立ち、毎年40万人もの人で賑わいます。朝顔は早朝に咲く花。朝顔市も朝5時スタートです。色よく咲いている花を品定めするには、やはり早起きして出かけたほうが良いですね。

 
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PTA支部会

 今年度のPTA支部会が始まりました。6日(土)は午後2時より第1・2・3の合同支部会を学校でおこないました。梅雨の時期としては肌寒い日でしたが、、多くの保護者の方々に御参会いただき、PTA会長、校長の挨拶の後、学校のほうから1学期の状況、夏休みの過ごし方、進路の状況についての説明をおこない、その後、学年別に分かれて懇談会を実施しました。学年別懇談会では、会社見学や大学等の選択を控える3年生が最も活発に意見・情報交換を交わしていました。7日(日)は午後2時より第4・5・7支部会を加須市の市民プラザ加須で、第6・8支部会を行田市のグリーンアリーナで開催しました。また、7月20日(土)には、午前10時から学校で上記の会に参加できなかった保護者の方々を対象に支部会を開催する予定です。

 
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七夕

 明後日は七夕です。七夕といえば織姫と彦星の話が有名です。中国の伝説ですが、昔、天の川の西岸に織姫という姫君が住んでいました。織姫は機織りの名手で、美しい布を織り上げては父親である天帝を大変喜ばせておりました。そんな娘の結婚相手を探していた天帝は、東岸に住む働き者の牛使い彦星を引き合わせ、二人はめでたく夫婦になりましたが、結婚してからというもの、二人は仕事もせずに仲睦まじくするばかり。これに怒った天帝が、天の川を隔てて二人を離れ離れにしてしまいました。 しかし、悲しみに明け暮れる二人を不憫に思った天帝は、七夕の夜に限って二人が再会することを許しました。こうして二人は、天帝の命を受けたカササギの翼にのって天の川を渡り、年に一度の逢瀬をするようになったとのことです。一方、日本では、古来お盆に祖先の霊を迎える前の旧暦の7月7日、祓(はらえ)の行事がおこなわれていました。「棚機津女(たなばたつめ)」という衣を織る女性が神様に仕え、川などの清い水辺の機屋(はたや)に一晩こもって「棚機」という織り機で神様の衣装を織り、それを神棚に供えて、村人たちの穢れを払っていました。この2つが結びつき、7月7日の七夕の習慣が生まれました。七夕の習慣は江戸時代には庶民に広まりましたが、明治時代になると暦が太陽暦(新暦)になり、旧暦の7月7日が新暦では8月上旬となって1か月遅れるようになり、廃れていくようになりました。これに対して、昭和2年に大正時代から続く不景気を吹き飛ばそうと、仙台の商店街の有志たちが、伊達正宗も推奨したといわれる絢爛豪華な七夕飾りで名高い「仙台七夕まつり」を復活させ、これをきっかけに七夕まつりが夏の風物詩として日本各地で開催されるようになり、往年の輝きを取り戻しました。埼玉県では深谷市の七夕まつりが有名です。

 
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アメリカ独立記念日

 日本とはさまざまな面で交流の深いアメリカですが、その歴史は250年ほどです。1700年代、現在のアメリカ東部はイギリスの植民地であり、本国から多くの人々が自由を求めて移住していました。イギリス本国政府は戦争の負担を補うため植民地にさまざまな重税をかけました。これに対して植民地の人々は、本国圧力からの脱出と自由を求めて立ち上がり、独立戦争を起こしました。独立宣言(United States Declaration of Independence)は独立したことを宣言する文書で、1776年7月4日アメリカ大陸会議によって採択されました。このため、7月4日はアメリカ合衆国の独立記念日として毎年盛大に祝われます。独立後、アメリカは大陸西部に進出し、領土を拡大します。その頃の日本は江戸時代で、平和が続いていました。しかし、その80年ほど後の1853年には、ペリー提督率いる黒船が来航して日本に通商を迫るようになり、否応なしに世界の歴史・潮流に組み込まれていくようになります。アメリカとの関係がこの頃から現在や今後の日本にさまざまな影響を与えていくようになる、まさにスタートがこの日と言えると思います。

 
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月下美人

 月下美人は夜に咲いて、わずか4~5時間後には花がしぼんでしまう性質の着生サボテンです。サボテン科・クジャクサボテン属に分けられ、メキシコやブラジルなどが原産地です。開花期 7~11月で、花の色は白で、花言葉は 「はかない美」、「はかない恋」、「あでやかな美人」など。花が短命なことにちなんで、「美人薄命」が語源となって「月下美人」という名前がつきました。開花期には強くよい香りを放つのも特徴となっています。
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蛍狩り

 日本の夏の夜の風物詩と言えば、まず花火を思い浮かべますが、かつては蛍狩りも人気がありました。幻想的な光を放ちながら舞う無数の蛍を観賞することは、昭和の中頃まではさかんにおこなわれていました。蛍の成虫はセミと同じく1~2週間のはかない命です。短い一生でパートナーを見つけて子孫を残すために、光を発して異性にPRしているのです。繁殖に成功すると生涯を閉じます。そうした蛍の姿は、奈良時代から詩歌や文学の題材に取り上げられることも多く、花火が誕生する江戸時代前から蛍狩りは夏の夜の風流な楽しみとして親しまれてきました。日本では源氏ホタル平家ホタルが有名です。但し、清らかで流れが緩やかな川や水田などの水際の草むらにしか蛍は生息できません。自然が少なくなって都市化が進んだ場所では蛍狩りは出来ないため、現在は豊かな自然が残された地域でおこなわれています。一方、各地の自治体や教育機関などでも蛍を人工的に飼育し、観察する試みがすすんでいます。
 
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7月の風景

 あっという間に3か月が過ぎ、7月になりました。今年は梅雨は早々と終了し、どうも暑い夏となりそうです。7月は旧暦で文月(ふづき、ふみづき)と呼ばれています。文月の由来は、7月7日の七夕に詩歌を献じたり、書物を夜風に曝す風習があるからというのが定説となっていますが、七夕の行事は奈良時代に中国から伝わったもので、元々日本にはないもので、稲の穂が含む月であることから「含み月」「穂含み月」の意であるとする説もあります。また、「秋初月(あきはづき)」、「七夜月(ななよづき)」の別名もあります。文月は日本海軍の駆逐艦の名称にも用いられています。英語での月名、Julyはユリウス暦を創った共和政ローマ末期の政治家、ユリウス・カエサル(Julius Caesar)からとられています。富士山の山開き、海開きも7月ですが、もうすぐ期末テストです。まずはこちらに3か月学んだ成果を答案用紙につづり、夏休みを満喫してもらえればと思います。

 

 

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