平成29年度~校長室

2019年3月の記事一覧

花冷え(はなびえ)

 今日は昨日までと異なり、肌寒く感じます。最も3月下旬としては標準的な気温ですが…。今日のように桜の花の時期に訪れる一時的な寒さ、一種の「寒の戻り」のことを花冷えと呼びます。4月は不安定な天候が続き、「春に3日の晴れなし」ともいわれる時季でもあります。東北地方の一部の地域では、花冷えのことを桜の開花の便りが聞かれるにもかかわらず、炬燵やストーブをしまいきれずにいる状態から「花炬燵」とも言います。この花冷えで、時には晩霜(おそじも)が降り、農作物などにも多大な損害をもたらすことも少なくありません。まだ冬物衣料を片づけるのは待ったほうがよさそうです。

 
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桃(モモ)

 桃(モモ)はバラ科モモ属の落葉小高木で、3月下旬から4月上旬頃に薄桃色の花をつけます。「桃の花」は春の季語です。淡い紅色であるものが多いですが、白色から濃紅色まで様々な色のものがあります。観賞用の品種(花桃)は源平桃(げんぺいもも)・枝垂れ桃(しだれもも)など。庭木として、あるいは華道で切り花として用いられます。葉は花よりやや遅れて茂り、幅5cm、長さ15cm程度の細長い形で互生し、縁は粗い鋸歯状です。湯に入れた桃葉湯は、あせもなど皮膚の炎症に効くと言われています。ただし、乾燥していない葉は青酸化合物を含むので換気に十分注意しなければなりません。7月から8月に実り、「桃の実」は秋の季語です。球形で縦に割れているのが特徴的で、果実は赤みがかった白色の薄い皮に包まれています。果肉は水分を多く含んで柔らかく、水分や糖分、カリウムなどを多く含んでいます。栽培中、病害虫に侵されやすい果物であるため、袋をかけて保護しなければならない手間の掛かる作物です。また、痛みやすく収穫後すぐに軟らかくなるため、賞味期間も短いです。生食する他、ジュース(ネクター)や、シロップ漬けにした缶詰も良く見られます。現在、日本の市場に多く出回っている品種は、「白桃(はくとう)」系と「白鳳(はくほう)」系の桃です。「あかつき」「暁星」「明星」「ゆうぞら」「川中島白桃」「清水白桃」「まどか」「ちよひめ」「みさかっ娘」、冬に実が熟す「名月」などの品種があります。原産地は、中国西北部の黄河上流の高山地帯で、ヨーロッパへは紀元前4世紀頃にシルクロードを通り、ペルシア経由で伝わりました。英名ピーチ(Peach)は“ペルシア”が語源で、ラテン語のpersicum malum(ペルシアの林檎)から来ています。日本では、長崎県の多良見町にある伊木力遺跡から縄文時代前期の桃核が出土しており、これが日本最古とされています。弥生時代後期には、大陸から栽培種が伝来し桃核が大型化し、各時代を通じて出土事例があります。桃は食用のほか祭祀用途にも用いられ、斎串など祭祀遺物と伴出することもあります。平安時代から鎌倉時代には珍重されていたが、当時の品種はそれほど甘くなく、主に薬用・観賞用として用いられていたとする説もあります。江戸時代にさらに広まり、『和漢三才図会』では「山城伏見、備前岡山、備後、紀州」が産地として挙げられるほか、諸藩の『産物帳』にはモモの品種数がカキ、ナシに次いで多く、特に陸奥国と尾張国に多いと記されるほど、全国で用いられるに至りました。明治時代には、甘味の強い水蜜桃系(品種名:上海水蜜桃など)が輸入され、食用として広まりました。現在、日本で食用に栽培されている品種は、この水蜜桃系を品種改良したものがほとんどです。桃は春先の温度が低い時期に雨が良く降ると縮葉病に掛かりやすく、実桃の栽培には病害虫の防除が必要です。また果実の収穫前には袋掛けを行わないと蟻やアケビコノハ等の虫や鳥の食害に合うなど、手間暇が掛かり難易度が高い果樹です。
なお、“もも”の語源には諸説あり、「真実(まみ)」より転じたとする説、実の色から「燃実(もえみ)」より転じたとする説、多くの実をつけることから「百(もも)」とする説などがあります。日本国内では山梨県、福島県、長野県など降水量の少ない盆地で栽培されています。

 
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桜餅

 桜の季節になるとぜひ食べたくなるのが桜餅。春を感じさせる、とても風流な和菓子です。桜餅には、大きく分けて関東風の「長命寺」と、関西風の「道明寺」の2種類があります。どちらも「桜餅」と呼ばれていますが、区別するときには「長命寺」「道明寺」と呼んでいます。長命寺は小麦粉などの生地を焼いた皮で餡を巻いた、クレープ状のお餅です。享保2年(1717年)、隅田川沿いにある長命寺の門番・山本新六が、桜の落葉掃除に悩まされ、ふと思いついて桜の葉を塩漬けにして、薄い皮に餡を包んだものに巻いて売り出したところ、これが江戸で大ヒット。「長命寺」または「長命寺餅」と呼ばれ、関東ではこちらのタイプの桜餅が主流です。一方、道明寺は道明寺粉で皮を作り餡を包んだ、まんじゅう状のお餅で、道明寺粉のつぶつぶした食感が特徴です。道明寺粉とは、もち米を蒸して乾燥させ粗挽きしたもの。大阪の道明寺で保存食として作られたのが起源で、道明寺粉と呼ばれています。関西ではこちらのタイプの桜餅が主流で、「道明寺」または「道明寺餅」と呼ばれています。ところで、どちらの桜餅も桜の葉の塩漬けで包まれています。この葉っぱには、やわらかくて毛が少ない「大島桜」が主に使われ、全国で使用される桜餅の葉の約7割が伊豆の松崎町で生産されています。桜の葉を塩漬けにすることでクマリンという芳香成分がうまれ、独特の風味を醸し出すのです。生の葉にはあの香りはありません。この塩漬けの葉で包むことで、桜餅に桜の香りや塩気がついて美味しくなるわけです。葉の大きさに関西と関東の好みの違いがあり、関西では小さめのもの、関東では大きめのものが好まれています。この葉を桜餅と一緒に食べるか、食べないかは意見が分かれるところ。ちなみに「長明寺」の発案者となった山本新六を初代とする「長命寺桜もち 山本や」の桜餅は、大きめの葉2~3枚で包んであり、香りが餅に移っているので、葉を外して食べるのがおすすめだそうです。桜餅にもいろいろなタイプがあるので、それぞれの好みで食べるのが一番よいようですね。桜餅は季節の和菓子というだけでなく、その成り立ちや食べ方などに日本の文化を感じます。古来から親しまれてきた味を、これからも大切にしていきたいですね。  
 
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田打桜(たうちざくら)=こぶし

 田植えにそなえて田んぼの土を掘る田打ち作業をする頃に咲く花のことを言います。一般的には辛夷(こぶし)のことを指しますが、地域によっては糸桜、山桜などを呼ぶ地域もあります。かつてはその花々が開くのを待って、農作業の適時を計りました。関東では3月末から4月初めの頃が該当し、「田植え桜」「種まき桜」などとも言います。 

  
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春の食材

 生き物の息吹が目のあたりに感じられるようになる春には、さまざまな食材が目や舌を春の訪れを感じさせてくれます。いくつか紹介します。
◆ 蕗の薹(ふきのとう)  
 まだほころぶ前の冷たい土から春を告げる山菜。春の息吹を感じさせる独特の味と香で、あくも強く苦いです。ふきのとうは春の山菜の代表格。つぼみの状態で採取され、天ぷらや煮物・味噌汁・ふきのとう味噌に調理して食べます。一般的には花が咲いた状態のふきのとうを食べる事は避けますが、細かく刻んで油味噌に絡める「ふきのとう味噌」などには利用可能。伸びたフキノトウも葉や花を取り除き、茎の部分を軽く灰汁抜きしたものを肉や刻んだ油揚げ、糸コンニャクなどと一緒に煮付けても美味しいです。
◆ 筍(たけのこ)   
 春の訪れを実感させる味覚の一つ。モウソウチク(孟宗竹)、ハチク(淡竹)、マダケ(真竹)、ネマガリダケ(根曲竹)と種類も多く、京阪神周辺では、京都府向日市・長岡京市や大山崎町が有名ですが、大阪市内の高級料亭では大阪府貝塚市木積(こつみ)地区生産のものも珍重されています。 また日本では、収穫事業が「竹の子掘り」と称して季節の観光行事としても親しまれています。
◆ 若布(わかめ)
 古くから日本人に馴染み深い海藻の一つ。「産後の肥立ちにはワカメの味噌汁がいい」とか「若返りの薬」といわれるほど、ワカメには豊富な栄養素が含まれています。ワカメは味噌汁などの汁物の具としてよく使われます。他にも酢の物、炒め物、サラダ、地域によっては天ぷら等幅広く料理されます。旨み成分を多く含み、また低カロリーであることから、ダイエット食品としても適しています。 ワカメに多く含まれる栄養素は、食物繊維、アルギン酸、フコイダンなどで、血中コレステロール値を下げたり、動脈硬化や心筋梗塞を防ぐなどの効果があると言われています。
◆ 蛤(はまぐり)
 神話や昔話に数多く登場する蛤は、遺跡からも多く出土するなど、昔からよく食されていた貝です。源氏物語にも出貝合わせてくる「貝合わせ」、ひな祭りのお供えなど日本人の生活に根ざしていた食べ物です。ハマグリは元々の組合せ以外の貝殻とはぴったりかみ合いません。そこで、結婚式でハマグリの吸い物が出されることも多く、『よい伴侶にめぐり合えるように』との願掛けからひな祭りにハマグリを食べる風習があります。
◆ 蓬(よもぎ)   
 春の野草の一つで、特有の香りがあり、春につんだ新芽を茹で、おひたしや汁物の具、また草餅にして食べます。また、天ぷらにして食べることもできます。灸に使うもぐさ(艾)は、葉を乾燥させ、裏側の綿毛を採取したものです。葉は、艾葉(がいよう)という生薬で止血作用があります。若い芽や、育ち始めた若い株は、干しておいたのちに煎じて飲むと、健胃、腹痛、下痢、貧血、冷え性などに効果があります。また、もう少し育ったものはこれも干しておき、風呂に入れると良いです。腰痛を始め、痔にとても良いです。

 
      ふきのとう              たけのこ
 
       わかめ              はまぐり

       よもぎ
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祝! ウエイトリフティング部平井君、全国選抜大会で2位!

 昨日、石川県金沢市で開催された全国高等学校ウエイトリフティング競技選抜大会に出場した2年生の平井君が61kg級で2位になりました。初めのジャークで4位とやや低調でしたが、スナッチで2位と巻き返し、トータルで2位に入りました。おめでとうございます。この成果をインターハイに結びつけ、さらに大きく飛躍してくれればと思います。

 
  やった!あげました!       2位のメダルを受けました
 
   がんばりました!          顧問の黒川先生と
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ブラスバンド部第3回定期演奏会

 本日、本校のブラスバンド部が羽生のイオンモールで定期演奏会をおこなっています。午前は11時から、午後は2時からイオンモールの2階の本屋さんの脇を会場に、ふだん練習してきた成果を発表します。11時の午前の部の演奏会に行ってきました。休憩をはさんで計11曲を演奏しました。楽譜の裏側に演奏する曲のイメージ画をそれぞれの部員が描くなど、聞くだけではなく見た目も工夫をしています。回数を重ねるに従い、全体の調和や進行もスムーズさがうまくなっているように感じました。忙しい中、保護者やOG、地元の方々に参加いただき、成長の跡を見せることが出来ました。午後も2時からおこないますので、時間がある方は参加いただけると幸いです。

 
    指揮は塚田先生            ソロ演奏
 
    指揮は服部先生       進行役の小島さんと内野さん
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入学許可候補者説明会

 本日午後、入学許可候補者説明会をおこないました。来年度は167名の生徒が入学します。各担当より入学にあたっての説明があり、熱心にメモを取る生徒もいました。中学校から高校へと人生の大きな選択をした皆さんの前途が有意義なものになればと思いました。

 
 
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終業式

 本日、3学期の終業式をおこないました。暖かくなってきて、体育館の中も以前より居心地よくを感じます。校長講話の後校歌を歌い、生徒指導部の網野先生より春休みの諸注意がありました。その後、ウエイトリフティング部の表彰、ウエイトリフティング部の全国選抜大会に出場する2年生の平井君の壮行会をおこないました。校長、生徒会長の激励の言葉の後、平井君が「強力なライバルはいるが全力で頑張る。」と抱負を語ってくれました。活躍を期待します。
 今度全員が登校するのは4月8日(月)の始業式の日となります。しっかりと春休みを過ごし、来年度に向け、力を蓄えてもらえればと思います。

 
     校長講話           吹奏楽部による校歌演奏
 
    生徒指導部よりの話                         表彰         
 
  壮行会・生徒会長の激励      平井君、抱負を語る

終業式での「校長講話骨子」
 皆さん、おはようございます。早いもので今日は学校としての1年の締めくくり、3学期の終業式です。つい先日始業式を迎えてばかりで、寒い日が続くと思ったら、ここ2、3日は各地から桜の開花真近のニュースも届き、春の訪れを告げる選抜高校野球も明日から始まります。3年生が卒業し、1年生、2年生は次のステップに繋げる時期となりました。気持ちを新たに頑張ろうと思っている人が多いと思います。来年は2年生、3年生として新たに入学してくる1年生の上に立つ皆さんに次の詩を送ります。
 「いかなる闘いにもたじろぐな。偶然の利益は騎士らしく潔く捨てよ。威張らず、誇りを持って勝て。言い訳せず、品位を持って負けよ。堂々と勝ち、堂々と負けよ。勝利より大切なのはこの態度なのだ。汝を打ち破りし者に最初の感激を、汝が打ち破りし者に感動を与えよ。堂々と勝ち、堂々と負けよ。汝の精神を、汝の肉体を、常に清廉に保て。そして、汝自身の、汝のクラブの、汝の国の名誉を汚すことなかれ。」
 これは、ドイツの哲学者カールー・ダイムの詩です。皆さんも昨年5月の日大と関西学院大、通称関学とのアメリカンフットボール定期戦での日大選手の反則行為のことは記憶に残っている人も多いと思います。その関西学院大学アメフト部では大切な試合の前には、必ずこの詩が朗読されるそうです。清々しいスポーツマンシップの精神であり、身が引き締まる思いがします。関西学院大学はもともとキリスト教プロテスタント系のミッションスクールであり、その精神は「奉仕のための練達」に代表されます。これは、隣人・社会・世界に仕えるため自らを鍛えるというキリスト教教育の精神であり、関学人のあり方を示しているそうです。また関西学院大学体育会全体のモットーとして「品位ある不屈の精神」というものも掲げられています。勝負ごとでは、ともするとその勝ち負けばかりに意識が向き、その結果に一喜一憂してしまいがちです。しかし、本当に大事なことはそれに向き合う「姿勢」であり、「態度」なのだということをこれらの言葉は教えてくれます。こうした心のあり方を無視して勝ち負けだけにこだわっていると、やがてどこかで虚しさに襲われてしまうことでしょう。また、何事においても、常に納得できるだけの結果が出せるとは限りません。むしろ、結果が出ずに悩むことの方が多いでしょう。そんな時にも思い出したい言葉です。スポーツだけでなく、仕事においても、生きていく上でも、勇気をもらえる言葉ではないでしょうか。
 皆さんには、自分自身の将来への夢や希望があると思います。その実現に向けて、あきらめることなく力を入れていきましょう。皆さんの誰もがいずれ組織のトップに、重要な役職に、家庭でも中心になる時が来ます。不安や悩みに負けず、自分を信じてがんばっていきましょう。
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春告げ魚

 もう〝春〟といってもいい陽気になりました。陽気がよくなるとどこかへ出かけたくなる。出かけると美味しいものを食べたくなる。人の習性でしょうか? 食は健康の基本。中でも“今が旬”と呼ばれる食べ物には夏なら体を冷やし、冬なら温めるといったように、人間の体にうまく働きかけてくれるものがたくさんあります。また“旬”の食材を使うと、おいしさも格別ですし、栄養価も高くなります。最近では、ハウス栽培や養殖などにより1年を通じて店頭に並ぶ食材が増えましたが、本来の収穫時季にとれたものを食べるのは、体調を整えるためにも大切なこと。食べ物の“旬”を覚えて、健康づくりに役立ててください。
 日本各地には「春告げ魚」と呼ばれる魚たちがいます。たとえば、春の季語にもなっている「鰆(さわら)」。「魚」偏に「春」と書くように、瀬戸内海を中心に春に旬を迎え、春の訪れを知らせる魚です。瀬戸内海には、春になると産卵のために「鰆」がたくさんやってきます。その字のように春の訪れを告げる春告げ魚として親しまれています。鰆は1mを越えるサバ科の一種。ほっそりとした体形から「狭腹(さわら)」ともいわれます。成長とともに名前が変わる出世魚で、サゴチ、ナギ、サワラと名前が変わります。東海や関東では脂ののった冬場の寒鰆が人気ですが、関西では春鰆が旬とされ、産卵のために沿岸に集まり漁獲された鰆の卵や白子も堪能します。身は淡白ながらほろりとした甘みがあり、どんな調理法でもおいしくいただけます。一方、北国では春告げ魚といえばかつては「鰊(にしん)」でしたが、不漁のため鰊に変わってメバルが春告げ魚と呼ばれるようになってきました。日本中で獲れる近海魚ですが、東北地方近海で早春から旬を迎えるのは「ウスメバル」。たけのこの出る季節に美味しくなるといわれ、3月から5月頃に多く出回ります。煮つけにすると最高においしいですね。
 地域や時代によっても春告げ魚は異なりますが、春先になるとぴちぴちと元気に集まってくる魚たちに、人は親しみを込めて「春告げ魚」と呼んだのでしょう。

 
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