平成29年度~校長室

2019年1月の記事一覧

雪の名前

 雪は日本の冬の風物。スキーやスノボ、雪まつりなど雪の楽しみ方があります。またそれ以外にも風流な楽しみがあります。それは、感性豊かな「雪の名前」にふれて、冬の風情を楽しむこと。四季折々の美しさを「雪月花」というように、雪には独特の魅力があり、それを表す言葉もたくさん生まれました。言葉ひとつで雪の世界が広がります。降る時期によって変わる雪の名前には、初めて降る雪は「初雪」。その冬初めて山々に積もる雪は「初冠雪」。冬に別れを告げる最後の雪は「終雪」(しゅうせつ)。「雪の別れ」「雪の果て」「雪の名残」ともいわれます。もうすぐ春という頃に名残を惜しむように降る雪は「名残雪」(なごりゆき)。有名な歌もありますね。雪が降り積もった様子を「銀世界」、「銀雪」、「雪化粧」。積もったばかりの雪は「新雪」。一度にたくさん降り積もると「どか雪」。積もった雪で薄明るくなる様子を「雪明かり」。ひとつひとつの雪の名前をみているだけで、その情景が浮かんできます。雪は降り方を表す言葉も多彩で、絶え間なく降る様子は「こんこん」、ひるがえりながら降る様子は「ちらちら」、軽やかに降る様子は「はらはら」、空中に漂う様子は「ふわりと」「ふわっと」などと表現し、木の枝や屋根から落ちる雪は「どさっ」。雪の状態を表した名前とっしては、雪の美しさを表す「白雪」、「雪花」(せっか)、「深雪」(みゆき)。細やかに降る雪のことを「細雪」(ささめゆき)。谷崎潤一郎の小説や、歌謡曲にもありますね。粉のように細やかな雪のことを「粉雪」「米雪」(こごめゆき)。スキーをするならこんなパウダー・スノーがよいですね。うっすらと積もってすぐ溶けてしまう雪は「泡雪」「淡雪」「沫雪」(あわゆき)。風上の降雪地から、風にのって流されてきた雪は「風花」。「豪雪」では風情などといってはいられないかも知れませんが、雪は冬の使者。雪の降る様子に美しい名前や言葉を与えた日本人の感性を、私たちも大切にしたいですね。

 

 

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冬夕焼(ふゆゆうやけ)

 別名、冬茜(ふゆあかね)や寒夕焼(かんゆうやけ)とも言います。冬になると気温が低くなり空気が澄んで、夏に見る夕焼よりも色が鮮やかになります。太陽光の波長の長い赤光色だけが見えるので、木々が影絵のように浮かび上がり、空には真っ赤な夕景が広がります。また、陽が沈んだ後も地平線には赤い帯が残ります。このような空でUFOが目撃されることもあるそうです。ただ寒さは格別です。

 
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シクラメン

 この冬の時期、目を楽しませてくれる花の1つにシクラメンがあります。シクラメンは日本で最も生産されている鉢植え植物です。元々は地中海沿岸、ギリシャからチュニジアにかけて原種が自生し、古来は花ではなく、塊茎の澱粉を注目され、食用とされていました。しかし、大航海時代以後新大陸からジャガイモがもたらされると、シクラメンを食用にする習慣はなくなっっていきました。 日本には明治時代に伝わりました。戦後急速に普及し、品種改良も進められ、花色も黄色や二色、フリンジ咲き、八重咲きなどが登場しました。日本における鉢植え植物では生産量はトップクラスで、冬の鉢植えの代表格として定着しています。 従来、鉢で育てる室内観賞用のシクラメンが一般的でしたが、原種との交雑により、1996年に埼玉県児玉郡児玉町(現本庄市)の田島嶽が屋外に植栽可能な耐寒性のあるミニシクラメンの系統を選抜し、「ガーデンシクラメン」として売り出しました。この「ガーデンシクラメン」はガーデニングブームの波に乗り流行し、全国で生産が始まり、瞬く間に普及しています。

 
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学校説明会

 1月26日(土)午前、今年度最後の学校説明会をおこないました。寒い日にもかかわらず、130名を超える中学生・保護者の方々においでいただきました。校長の挨拶の後、入試に関する説明、商業系学科、農業系学科の説明をパワーポイントを利用してわかりやすくおこないました。その後、校内見学と個別相談をおこないました。個別相談にも多くの中学生・保護者に参加をしていただきました。今日参加された中学生が入試でいい結果を出して、希望の学部に入学できることを祈念します。

 
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あんこう鍋

 あんこう鍋は、あんこう(鮟鱇)を主な具材とする鍋料理で、「西のふぐ鍋、東のあんこう鍋」と言われ、冬の代表的な鍋料理として東日本において広く食べられていますが、特に茨城県および福島県いわき市の鍋料理として、多くの店で提供されています。あんこうは、日本近海の水深100~300mの砂泥底に生息している深海魚で、底引き網(トロール網)で他の魚と一緒に水揚げされます。漁獲高日本一は山口県下関市とされていますが、茨城県を境に「北のアンコウ」、「南のアンコウ」と分けられ、北の海で獲れるアンコウの方が高値で取引されています。特に、親潮と黒潮が交わる茨城県の鹿島灘海域はプランクトンが豊富で質が良く、久慈漁港や平潟漁港で主に水揚げされている常磐物は築地市場で上物とされています。深海魚であり外見が奇妙ですが、「食べられないところがない」と言われるように、身はもちろん、皮や内臓、エラなど、骨以外は全て食べることが出来る無駄のない魚です。あんこう鍋の味付けは大きく分けて4種類で、味噌味は漁師風の味として、民宿や旅館、居酒屋、割烹料理店などで多く出されています。店独自の割下(スープ)により個性を出しています。料亭などの高級店では上品な醤油味のあんこう鍋が好まれています。これを味噌味にする場合、肝と味噌を練り合わせた団子の様なものを好みで鍋に加えます。どぶ汁は大洗町や北茨城市の一部の店で味わえる、より濃厚なあんこう鍋で、溶けたあん肝によりスープが濁ることから名付けられました。漁師風どぶ汁は上記のどぶ汁とは調理法が異なり、アンコウと野菜の水分だけでスープを作る鍋で、水を使わず野菜と味噌、アンコウだけで栄養価の高い鍋ができることから、漁師達に重宝されていました。ただし、この調理法は手間と時間が必要で、相当手馴れた人でなければ作ることが難しいため、一般的に提供している店は少なく幻の鍋です。どの調理法でも、最後にごはんと玉子、出汁を加え、「おじや(雑炊)」にして食べることが多いです。ふつう、魚はまな板で捌く事が多いのですが、アンコウの表面はぬめりが有り水圧に耐えられる柔らかい体のため、大きな個体になるとまな板の上で捌く事は難しく、そのため「吊るし切り」と呼ばれる方法がとられます。 その方法とは、下顎に鉤状のものをかけてアンコウを吊るし、水や氷を入れることによって安定させ、アンコウを回転させながら捌くのです。江戸時代の頃から始められていたと言われています。現在でも、茨城県にある大洗ホテルや一部の食事処でも店の前で吊るし切りを行っています。アンコウは栄養成分が豊富です。80%を水分が占める低カロリーの魚ですが、あん肝(肝臓)は脂質量が40%もあり高カロリーです。皮やヒレにはコラーゲンが多く含まれており、ビタミンCの多い野菜と食べる鍋は食品と一緒に食べると肌をきれいにすると言われています。

   
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