校長室日誌

2017年7月の記事一覧

季節のたより「暑中見舞い」

 季節の挨拶状には、年始のご挨拶の「年賀状」、冬の「寒中見舞い」や「余寒見舞い」、夏の「暑中見舞い」や「残暑見舞い」があります。日頃の連絡は電話やメールで簡単にできますが、季節の便りが届いたらやはり嬉しいもの。堅苦しく考えないで、今年の夏は相手の笑顔を思い浮かべながら、暑中見舞いを出してみませんか。
「暑中お見舞い」は、夏を無事に乗り切るために相手の健康を思いやるたよりです。「暑中」とは、暑い最中と察しはつきますが、実は二十四節気の「小暑」と「大暑」をさします。「小暑」は7月7日頃~大暑までのおよそ15日間、「大暑」は7月23日頃~立秋までのおよそ15日間、この小暑と大暑を合わせたおよそ30日間が「暑中」です。従って、「暑中見舞い」は「暑中」の期間に出すもので、立秋(8月7日ごろ)を過ぎると、「残暑見舞い」になるわけです。ただ、さすがに梅雨の最中はさすがに的外れなので、「暑中見舞い」は梅雨明け後から立秋までに出しましょう。 立秋を過ぎたら「残暑見舞い」にして、8月末までに届くようにします。ご無沙汰している友人、お世話になった方、気になるあの人など...。例えば、おしゃれなポストカードを見つけた時に、送りたいなと心に浮かんだ方へ。出したい気持ちを大切にすれば、自分の言葉で書け、気持ちや様子も伝わります。絵はがきにすれば、文章も短くてすみ、形式にとらわれず書けます。一口に絵はがきといっても、市販の季節の絵はがきを使ったり、インターネットでフリー素材を見つけて印刷したり、デジタルカメラで撮った写真を貼り付けて印刷するなど、いろいろな方法がありますね。また、暑中見舞いグッズも豊富な時期です。選ぶのも楽しいですね。夏休みにあたる時期なので、旅行に行かれる方も多いでしょう。旅先から絵はがきを送れば、旅の話題も盛り込め、リラックスした雰囲気で書けます。下手なおみやげより喜んでもらえます。また、季節感のある絵柄の切手や、送る相手の好みにあった切手を貼るとさらに雰囲気がアップ! 特殊切手や季節にちなんだふるさと切手、グリーティング切手などもあるようですので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
 
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枝豆

 晴れが続くかと思えば、雨が降ったりと、梅雨が終わったのにはっきりしない日が続きます。でも暑さは相変わらず。こんな時は夏においしい枝豆。ビールのお供に欠かせないという方も多いはず(もちろん、生徒はだめです!)。その種類は400品種を超えるといわれ、おいしさや希少価値からブランド化している枝豆もあります。昔は、枝についたままゆでていたので「枝豆」と呼ばれたといわれています。おつまみの定番「枝豆」は、大豆をまだ青いうちに収穫したもの。通常は枝豆として未成熟時に収穫するのに適した品種を用いますが、完熟すると大豆になります。大豆は豆ですが、枝豆は野菜に分類されます。大豆にはないカロテンやビタミンCが豊富に含まれ、しかも大豆の栄養成分である良質のタンパク質や抗酸化成分も含んでいます。枝豆のタンパク質に含まれるアミノ酸の一種「メチオニン」は、ビタミンB1、ビタミンCとともにアルコールの分解を促し、肝機能の働きを助けてくれるので、「ビールに枝豆」は栄養的にも良い組み合わせなのですね。枝豆の種類は、大きく3つに分けられます。1つは白毛豆(青豆)。流通量が多く、一般的に出回っている種類で、鮮やかな緑色にうぶ毛が生えています。早生か晩生か、また粒の大きさの違いなどによってさまざまな品種があります。青森県津軽地方の在来種「毛豆」は、晩生ですが粒が大きく、コクと甘みがあり、津軽の秋の味覚となっています。2つめは茶豆。豆の薄皮が茶色いのが特徴です。豆は一つのさやに2粒と小さいながら、甘みが強く独特の風味もあります。山形県庄内地方の「だだちゃ豆」や新潟県黒崎村の「黒崎茶豆」などが有名です。3つめは黒豆。黒豆が成熟する前の未熟なもので、さやの中で黒くなる前に収穫するので、豆の薄皮がうっすらと黒みを帯びています。大粒で甘みとコクがありますが、生産量が少なく出回る時期も9月下旬から10月上旬と短いのであまり市場には出回りません。関西地方が主な産地で、「丹波黒豆」で有名な丹波篠山の黒大豆の枝豆は高級品とされています。
 枝豆は冷凍などもあり通年楽しめますが、収穫したての枝豆のおいしさは格別。旬の時期にはぜひ、新鮮な枝豆を手に入れてその日のうちにゆでて味わいたいものです。
  
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小中学生対象農業体験講座

 本日、小中学生対象の農業体験講座をおこないました。今日は「目にやさしいブルーベリー収穫体験」です。朝から予想外の雨?でしたが、50名ほどの小学生、保護者の方に参加していただきました。
 
 担当よりブルーベリーの特徴や摘み方の説明の後、農場に移動し、ブルーベリー摘みを開始!腰をかがめ、雨露に濡れながらの体験でしたが、ケースに青色のブルーベリーの実を一杯にして、みんな満足そう・・・。トマトも合わせて摘み、貴重な体験をしていただきました。
 
 
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土用の丑の日

 暑い日が続いて、身体がバテバテという人もいると思います。今日7月25日と8月6日は土用の丑の日です。この日にうなぎを食べると夏バテをしないといわれています。実はこの風習、江戸時代の万能学者であり、発明家でもある平賀源内が仕掛けたものだったんです。源内は知り合いのうなぎ屋さんが夏はうなぎが売れないと困っていたのを見て、店の前に「土用丑の日、うなぎの日」という貼り紙をしたのです。これが大当たりして、土用の丑の日にうなぎを食べる風習が広まりまったといわれています。元々、この日に梅干しやうどん、瓜など「う」のつくものを食べると病気にならないという言い伝えがありましたので、「う」のつく食べ物=「うなぎ」として定着したのでしょう。
 いずれも食が細くなる夏に食べやすいものです。このような言い伝えは先人たちのありがたいアドバイスともいえるわけです。スタミナをつけて夏の暑さ、ダルさを吹き飛ばしましょう!
 
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蓮(はす)の花が咲く時期

 
 蓮(はす)の花が咲く時期となりました。蓮の原産地はインド亜大陸とその周辺で、地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出します。草高は約1メートルで、茎に通気のための穴が通っています。水面よりも高く出る葉もあります。葉は円形で葉柄が中央につき、撥水性があって水玉ができます。地下茎は「蓮根」(れんこん、はすね)といい、野菜名として用いられています。開花期は7~8月で、白またはピンク色の花を咲かせ、早朝に咲き、昼には閉じます。蓮の泥水の中から生じ、清浄な美しい花を咲かせる姿が、仏の智慧や慈悲の象徴とされ、様々に意匠されています。如来像の台座は蓮華をかたどった蓮華座であり、た厨子の扉の内側に蓮華の彫刻を施したりしています。主に寺院では仏前に「常花」(じょうか)と呼ばれる金色の木製の蓮華が置かれています。また、死後に極楽浄土に往生し、同じ蓮花の上に生まれ変わって身を託すという思想があり、「一蓮托生」という言葉の語源になっています。
  
 
 先日、行田市の古代蓮の里公園に行ってみました。行田市の“天然記念物”に指定されている行田蓮(古代蓮)は原始的な形態を持つ1400年~3000年前の蓮であると言われています。古代蓮の里にほど近い公共施設建設工事の際に、偶然出土した種子が自然発芽し甦り、池に開花しているのが発見されました。地中深く眠っていた多くの蓮の実が出土し、自然発芽して一斉に開花した事は極めて珍しいことといわれています。古代蓮の里では行田市のシンボルともなっている古代蓮を育てており、可憐な古えのピンクや白の花が楽しめます。一度お出かけになっていはいかがですか。但し、花の開いているのは午前中です。
 
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