平成29年度~校長室

ヒマワリ

 そろそろ花の盛りが過ぎた感のあるヒマワリ(向日葵、学名:Helianthus annuus)はキク科の一年草です。日回りと表記されることもあり、また、ニチリンソウ(日輪草)、ヒグルマ(日車)、ヒグルマソウ(日車草)、ヒマワリソウ(日回り草)、ヒュウガアオイ(向日葵)、サンフラワー(英:Sunflower)、ソレイユ(仏:Soleil)とも呼ばれます。種実を食用や油糧とするため、あるいは花を花卉として観賞するために広く栽培されます。また、ヒマワリは夏の季語でもあります。花言葉は「私はあなただけを見つめる」。原産地は北アメリカで、高さ3mくらいまで生長し、夏から秋にかなり大きな黄色の花を咲かせます。和名の由来は、太陽の動きにつれてその方向を追うように花が回ると言われたことから。但し、この動きは生長に伴うものであるため、実際に太陽を追って動くのは生長が盛んな若い時期だけです。若いヒマワリの茎の上部の葉は太陽に正対になるように動き、朝には東を向いていたのが夕方には西を向きます。日没後はまもなく起きあがり、夜明け前にはふたたび東に向きます。この運動はつぼみを付ける頃まで続きますが、つぼみが大きくなり、花が開く頃には生長が止まるため動かなくなります。その過程で日中の西への動きがだんだん小さくなるにもかかわらず、夜間に東へ戻る動きは変わらないため、完全に開いた花は基本的に東を向いたままほとんど動きません。なお、これは茎頂に一つだけ花をつける品種が遮るもののない日光を受けた場合のことであり、多数の花をつけるものや日光を遮るものがある場所では必ずしもこうはなりません。紀元前からインディアンの食用作物として重要な位置を占めていました。1510年、スペイン人がヒマワリの種を持ち帰り、マドリード植物園で栽培を開始しました。ヒマワリがスペイン国外に持ち出されるまで100年近くを要し、17世紀になってフランス、次にロシアに伝わりました。ロシアに到達してはじめて、その種子に大きな価値が認められました。日本には17世紀に伝来しています。種は絞って搾油され、ヒマワリ油として利用されます。ヒマワリ油には不飽和脂肪酸が多く含まれ、煎って食用とすることができます。乾燥した種子を用いる生薬名は「向日葵子」(こうじつきし)。また、ペット(ハムスター、小鳥など)の餌に利用されます。ディーゼルエンジン用燃料(バイオディーゼル)として利用する研究も進められています。