平成29年度~校長室

虎落笛(もがりぶえ)

 冬の夜、車や人の声など人為的な音が鎮まってくると、風が木立を揺らしたり、サッシを鳴らしたりする音が自然、耳に響くようになります。 そして、時にはそんな音に雑じって甲高い音が耳に届きます。轟々と鳴る風のなか、ぴゅうぴゅうと、ぴぃぃと、時には長く短く、高く低く耳につく音、それが虎落笛です。虎落は冬の季語。虎落とは竹を組んだ柵のことを指します。また、もがるとは駄々をこねる、逆らうなどの意味もあり、風に対して柵や垣根、木の枝などが抗っているように聞こえることから、この名で呼ばれるようになったとか。冬の厳しい寒さを感じさせる音色です。