平成29年度~校長室

麦わら帽子

 夏の定番、麦わら帽子(むぎわらぼうし、麦藁帽子)は、藁あるいは藁様の素材で編んだ帽子です。日本では夏に日よけとして用いられ、「ストローハット」とも、「麦稈帽(ばっかんぼう)」(麦稈=麦わら)とも呼ばれ、丸い山形をしており、日除けのつばが広く、あご紐が付けられる場合が多く見られます。男女ともにリボンが巻かれたり飾りが付けられたりすることが多くあります。麦わら帽子は、夏の野良仕事や海水浴などによく用いられるため、夏の風物詩ともなっています。そのため「麦わら」や「麦わら帽子」は夏の季語になっています。麦や藁で編んでいるため空気をよく通し、帽子内にこもりがちな熱をよく放出できるので、湿度の高い日本の夏の日除けに最適です。農作業用の帽子と思われがちですが、用途もガーデニング、アウトドア、ファッション用と幅が広がり、見た目の涼しさを楽しむ若者などは浴衣やアロハシャツ等と一緒に合わせてコーディネートしています。日本の麦わら帽子は、町役人の河田谷五郎が外国人の帽子を手本に作った(1872年)のが始まりとされています。工業的生産については、昭和3年に「麦わら帽子製造用環縫ミシン」をブラザー工業が販売したことが有名です。最近では、日本も欧米のように様々なデザインが存在します。麦わらをごく固く編んだものがカンカン帽(英:ボーターハット、仏:キャノチエ)であり、男女で人気があります。また、様々なリボンやコサージュによって装飾を施したり、極細の麦わらで作った高級麦わら帽子も注目されており、また、ファッションだけでなくアウトドアなどでも楽しめるつばを反り上げたテンガロンハット風なども存在しています。温暖化と自然素材の注目により天然草の帽子が見直され、またシミ、ソバカス、薄毛、白内障の原因となる紫外線を防ぐ実用品アイテムとしても注目されています。