平成29年度~校長室

3学期始業式

 本日、3学期の始業式をおこないました。多くの生徒が元気に登校しました。校長よりは新年にあたり3年生、1・2年生に激励のことばを贈りました。さらに進路指導担当の飯田先生より進路についての心構え、生徒指導部の網野先生より生活面についての話がありました。
 3学期に入り、それぞれの生徒が1年の集大成を図る時期になりました。目標や進む方向は違っても、自分らしく生きてほしいと思います。

 

始業式での「校長講話骨子」:
 皆さん、おはようございます。冬休みはゆっくりと過ごせましたか? 3学期となりました。皆さんにとっても次へのステップに繋げる、まとめの学期となりました。年変わりに気持ちを新たに頑張ろうと思っている人が多いと思います。
 さて、今日は皆さんにことばを贈ろうと思います。
 まず、3年生には「良弓は張り難し。」という言葉を贈ります。これは今から2千年以上前の中国の思想家墨子の言葉です。よい弓は強く、弦を張るのは難しいが、一たび弦を張れば、遠いところでも射ることが出来る。人の場合も同様で、才能のある者はなかなかいうことを聞かないが、うまく才能を生かせば伸びるものです。学習でも仕事でも初めて体験することに、最初から何もうまくいくとは限りません。でもうまく、少しずつ対応をしていけば、自分の力を発揮できるようになります。そのためにうまく弓を張って(対応をして)もらいたいと思います。
 少子高齢化、AI化、多様な価値観がある現代社会や未来においては、今までの常識や既成事実は通用しません。数十年後には今ある仕事の50%がなくなり、新しいものにとって代わられていくと言われています。このような大変革期に、社会や企業は若い感覚や柔軟な考えを持つ皆さんに期待します。しっかりと弓を張って対応していってほしいものです。
 次いで1、2年生には「自ら勝つ者は強し。」という言葉を贈ります。これも今から2千年以上前の中国の思想家老子の言葉です。本来この言葉は「人を知る者は智、自ら知る者は明なり。人に勝つ者は力有るも、自ら勝つ者は強し。」の一文です。この文の意味は「他人のことを知る者は一応知恵者と言えるが、自分をよく知る者こそ真に聡明な人物である。人を打ち負かす人はその人より確かに強いが、自分自身に打ち勝ってこそ真の強者と言える。」・・・。現代は競争社会で、さまざまな面において勝つことが求められ、皆さんの周りでも他人に勝ってその地位や権利を手にするのが当たり前です。勝った者は勝利者です。しかし、真の競争相手とは一体誰なのでしょう? どんな人の心の中にも私欲、邪悪、怠け心は潜んでいます。勝っては驕り、負けて心をふさいではこれらの悪が広がります。自分の適性、能力、性格をよくわきまえ、自分の拠るべきところを知り、それを失わない者こそ真の勝利者であると老子は言います。
 1年生は2年生となって学校をリードしていく立場に、2年生は最上級学年として現在の3年生のように進路実現、自己実現を成し遂げる年になります。4月にも気持ちを新たにすると思いますが、1月から意識していれば考える時間が増え、ゆとりができます。精神的に、時間的にゆとりをもっていろいろなことに取り組みましょう!
 いずれにしても、風邪などをひかないように体調管理には十分気を付けて、今年を過ごしてもらえればと思います。期待しています。