校長日誌

夢高くして足地にあり 村上雅人 芝浦工大学長 講演

8月19日から21日に岩手県盛岡市で、全国高校PTA連合会大会が実施され、PTA・後援会の会長さん、副会長さんと参加しました。芝浦工業大学の村上雅人学長が「夢高くして足地にあり The sky is the limit.」という基調講演を行いました。夢のある非常によい話でした。簡単に紹介します。

 

彼は、高校時代に留学したご自分の経験や専門の超電動工学の話、そして教育の役割等について熱く語りました。

 

友人については、交換留学生としてアメリカに行ったときの友はいまだに「人生の宝(マイ ライフ トレジャー)」と話していました。苦楽をともにした友は心通う友ということでしょうか。

 

科学については、ニュートン力学を使えば魔法のように様々なことができる一方で、科学が無力だと感じさせるような解明されてない問題もたくさんある。だからこそ、人が関与する価値があると話していました。

 

教育については、「教育の大切さは世界共通の認識であり、教育によって人も国も変わる」そして、ご自分の人生を振り返り、尊敬できる先生に出会うことが重要だと、と力説しておられました。

アメリカの教育学者の言葉に「偉大な教師は学生の学びの心に火をつける」とある。様々な方法論があるが教師の役割はここにあると。

 

彼自身が大学受験に不利になるかもしれないと様々な人から言われながらも、米国留学を決めたのは、ある先生の話を受けてのことだと話されていました。

 

「若者に夢を与えること」これがもう一つの教師の役割とも述べていました。若者が希望や夢を持ち、志を高く持つことが最も大切なことだと。

 

講演の最後では、クラーク博士の「ボーイズビーアンビシャス」を引用し、この言葉は、次に「自分の欲や名声を求めるような大志ではなく、あるべき姿を希求するような志を求めなさい」と続くのだと。

 

人の物欲は限界があるが、「頭の中は無限」だ。人は宇宙の中のちっぽけな存在だが、思いは空を通して宇宙まで続く。

 「無限の可能性を秘めていること」、「無限に思いを寄せることができること」、これが人間のすばらしさだと、サブタイトルのThe sky is the limit.と結びつけて説明していました。

 The sky is the limit.とは、文字通りの意味は「空は限界だ」ということですが、空には制限(リミット)がありませんので、 『制限なしだ』ということになります。もっとわかりやすく言えば、『可能性は無限だ』ということを表します。

限界や制限というは、人間が、自分自身の心の中で勝手に決めてしまうものです。可能性というのは、やる気になれば、無限(どんなことでも、できる)ということにつながると思います。

 

いずれにしても、「教育は人も国も変えられる」、「若者に夢と希望と志を与えなさい」という貴重な講演でした。