校長日誌

やりがいのある仕事発見を目指して

 先月、本校では2年生全員を対象にインターンシップ(就業体験)を行いました。9月8日と9月14日の校長日誌にも書きました。仕事に関して、皆それぞれ印象深いできごとを体験したと思います。そのことは、皆さんの事後の感想からも伺えます。

 

 「天皇陛下の執刀医」で知られる順天堂大学の天野篤教授が夏休みに行った早期医療体験プログラムに関する記事が先日読売新聞に載りました。医師を志す高校生を受け入れたそうです。

 

 生徒たちは2人1組で3日ずつ、天野教授が率いる医療チームに早朝から密着し、心臓手術に立ち会いました。

 

 高校生が実際の心臓手術に立ち会うわけです。当然強烈な印象を受けます。

 

 1歳児の心臓手術に立ち会った高校生は、「心臓を長時間止めて本当に助かるのか心配だった。でも、僕の拳の大きさもない心臓が再び動き出したとき、命の力強さを感じた。やりがいのある仕事だと思った」

 

 心肺停止となった患者の緊急手術に立ち会った別の高校生は、「緊急手術の翌日、集中治療室で元気にゼリーを食べる患者の姿に「医学の力」を感じたが、人工呼吸器などのチューブを付けた終末期の男性がいたことが忘れられない」との感想を持ちました。

 

 天野教授によれば、「鉄は熱いうちにうて」という言葉どおり、医師になりたいという願いが熱いうちに脳裏に焼きつける映像、記憶が大切との思いと、「医師に向いているのか」という適性も考えて欲しいので、このプログラムを行ったとのことです。

 

 高校を卒業して就職する皆さん、あるいは、大学や専門学校進学後に就職する皆さんも、今回の「プログラム」を体験した高校生と同様に、自分の将来の仕事や、自分の適性について、様々な経験を積み、多くの人の意見も聞きながら、真剣に考えて欲しいと思います。

 

                         読売新聞 参照