平成29年度~校長室

平成29年度~校長室

怪談

 今日も台風の影響で朝から雨模様ですが、真夏らしく35°以上の予報が熊谷地方に出ており、羽生もそのくらいの気温になって不快指数が高そうです。手っ取り早く涼しくなる方法はないものでしょうか? エアコンも扇風機もない昔、人々は夏の暑さをしのぐため、さまざまな知恵を絞り、工夫を施しました。「怪談」といえば、恐怖心によって夏に涼を得るアイデアの1つに思われますが、実際にどうでしょうか? 実は、怪談はお盆と深い関係があります。旧暦7月15日のお盆には、先祖の霊があの世から現世に帰ってくるとされています。但し、すべての霊が生前に満たされた人生を送ってあの世に行った訳ではありません。無念の思いを抱いた霊、成仏できない霊も少なくなかったと思います。江戸時代、お盆の時期に行われた芝居では、そうした霊の恨みや苦しみ、復讐への想いを、鎮魂の意味を込めて語るようになりました。そうして誕生したのが怪談であり、なかでも「東海道四谷怪談」、「番町皿屋敷」、「牡丹灯籠」は日本三大怪談と称されるほどに知名度を高めました。お盆がきっかけとなって生まれたため、怪談が夏の風物詩となったのです。平和な江戸時代の夏に、あえて階段を聞いたり語ったりすることで恐怖を味わい、涼をとろうとした側面があったことは間違いではありませんが、それだけが夏に会談がとりあげられる理由ではなかったのです。

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盆踊り

 盆踊りはお盆にかえってきた祖霊を慰める霊鎮め(たましずめ)の行事です。念仏踊り(自分で念仏を唱えながら踊る)から 踊り念仏(念仏を唱える人と踊る人がいます)に発展した民族芸能が盂蘭盆(うらぼん。いわゆるお盆のこと)と結びつき、精霊を慰めたり送り出すための行事になりました。15日の晩に盆踊りをし、16日に精霊送りをするのもそのためです。月が満ちるとき、その引力で海は大潮となり、人は高揚します。さらに、盆踊りには娯楽的な要素もあります。地域の結びつきを深め、帰省した人々の再会の場や、男女の出会いの場でもありました。盆踊りの歌詞に色恋ものやきわどい内容が多いのはそのためで、人々は年に一度の盆踊りに様々な思いを託しました。本来、盆踊りの晩(旧暦7月15日)は満月ですから、照明のない時代でも明るく過ごせ、月の引力の影響で人も高揚するため、盆踊りに最適だったのです。盆踊りは、祖霊になった人々との別れを惜しむ踊りであり、人の出会いや別れとともに過ぎ行く夏を惜しむ踊り。子供達は無邪気にはしゃぎ、大人達は様々な思いを胸に踊ります。そのためでしょうか、楽しいだけではなくなぜか切なさを感じます。

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お盆

 学校の周りでも今日からお盆になるところが多いようです。お盆は先祖や故人の霊を家に迎えて供養する日本独自の風習です。仏教が伝来する以前から日本でおこわれていた先祖の霊を迎える「御霊祭り」と、仏教で逆さ吊りにされるような苦しみに会っている死者を救うための法要「盂蘭盆会」が融合して誕生したといわれています。江戸時代以前、お盆は貴族や武士など上層階級だけの行事でした。一般庶民の間にお盆が普及したのは、仏壇や盆提灯に灯すろうそくが安価で手に入るようになった江戸時代以降のことです。お盆の迎え火は、先祖や故人の霊が迷うことなく家に戻れるように灯す火のことで、家の玄関先や縁側などに吊るした盆提灯に火を灯すのが一般的です。一方、送り火はお盆の最後の夜に先祖や故人の霊があの世に無事に帰れるように帰り道を照らす火のことです。また、最終日の夕刻に、灯籠やお盆のお供え物、盆棚の飾り物などを小舟に乗せて、海や川に流すことで先祖や故人の霊を再びあの世に送り出す行事が「精霊流し」です。

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山の日

 暑い日が続き、レジャーシーズンに入った感があります。ところで、今日の「山の日」は、「山に親しむ機会を得て山の恩恵に感謝する」という趣旨の国民の祝日です。ほかの祝日と異なり、山に関する特別な出来事などの明確な由来がある訳ではなく、「山の日」を国民の祝日にしようという様々な動きによってできました。日本は国土のおよそ7割が山地で、周りを海に囲まれているため、人々は山や海に畏敬の念を抱きながら生活し、それらの恵みに感謝しながら自然とともに生きてきました。1995年に「海の日」が国民の祝日になると、山梨県をはじめ複数の府県で「山の日」ができ、2002年の国際山岳年に「山の日」制定の構想が本格化しました。その後、2010年に日本山岳協会などの団体が「山の日」制定協議会を設立し、「山の日」を国民の祝日にする運動が全国に広がりました。こうした動きを受けて2014年に「山の日」が制定されました。大人にとっては祝日が増えるのはありがたいですが、高校生は夏休みなので影響はなさそうですね。

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「魅力まるごと いまドキッ!埼玉」の取材を受けました

 本日、テレビ埼玉の「魅力まるごと いまドキッ!埼玉」の取材を受けました。今回は「夏がきた!旬ものでカナイアンアイス!」というタイトルで、「いまたま」のリポーターでアイス芸人のタイーク金井さんが、川島町のいちじくと羽生市のモロヘイヤを使ったアイスをつくる内容です。午前中に川島町で取材をした後、午後本校を訪問していただきました。本校では農業経済科2年の荒川拓実君、浅見怜那さん、野本梨里奈さんがタイークさんを校内や農場へ案内し、一緒にモロヘイヤを収穫しました。その後、テレ玉本社にもどってアイスをつくるとのこと。いちじくのアイスは想像つきますが、モロヘイヤのアイスは一体どんな味に? 本日の取材の内容は、令和元年8月24日(土)のテレ玉の朝8時30分から9時の「魅力まるごと いまドキッ!埼玉」で放送するとのこと。アイスの味も含めて楽しみです。皆さんも是非見てください!

羽生実業へようこそ! ここが農場です
これがモロヘイヤ 一緒に収穫しました!
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香/線香(こう/せんこう)

 盆の精霊棚に供える線香や蚊取り線香の香りは、日本の夏の情景を思い起こさせるものです。香には練り合わせて棒状にした線香、丸薬状の練香などさまざまな種類があり、白檀(びゃくだん)や伽羅(きゃら)などの香木を加えて、より香がよくなるようにしたものもあります。江戸時代には線香の燃焼時間で時を測り、禅寺では線香1本が燃え尽きるまでの時間約40分を座禅の時間の単位としたということです。よい香りをかぐと、脳内にアルファ波やβエンドルフィンなどが出てリラックス効果があり、蒸し暑い夏には涼感を呼びます。香は何となく、夜が似合う感じがあります。

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立秋

 今日は今年の立秋に当たります。立秋とは夏が極まり秋の気配が立ち始める日。七月節(旧暦7月)。『暦便覧』では「初めて秋の気立つがゆゑなれば也」と説明しています。 夏至と秋分の中間で、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合、この日から立冬の前日までが秋となります。二十四節気が成立した中国内陸部は、大陸性気候のためこの時期は気温が下がり始めているが、海に囲まれた日本列島ではピークがずれ込み猛暑の時期となることが多いです。翌日からの暑さを「残暑」といい、手紙や文書等の時候の挨拶などで用いられます。また、翌日から暑中見舞いではなく残暑見舞いを出すことになります。この頃は、月遅れのお盆を前に各地で夏祭りが開催されます。まだ夏のレジャーを楽しむ頃ですが、よく観察してみると秋の気配を感じることができます。夏の風と秋の涼やかな風が混在し始めます。空を見上げると、巻雲など秋の雲も見えることもあります。

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団扇(うちわ)

 団扇(うちわ)は涼しい風を起こす道具で、日本の夏の必須アイテムです。最近はイベントなどさまざまな場面でオリジナルの団扇が配られています。団扇には、扇子面と柄が別に作られる京団扇(都団扇)、太竹を割って作られ、柄と骨が一本の竹でできた平団扇(丸亀団扇)、一本の細竹から作られる丸竹団扇(房州団扇)などがあり、いずれも職人の手によるもので、季節感のある絵柄も涼しさを演出してくれる。暑さをしのぐだけでなく、火をおこしたり、蝿などの虫を払うときにも便利です。最近はビニール製のものやキャラクターを描いたものなどさまざま団扇多く出回っています。手っ取り早く涼しさを得られるので、扇子とともに多くの人々に求められています。

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海水浴

 暑い夏の時期、各地の海辺では海水浴に多くの人が訪れます。海水浴は夏のレジャーの1つで、海岸へ赴いて水着を着用して、スイカ割や日焼け、水泳等をおこなうのが一般的です。海水浴の歴史は17世紀のヨーロッパに遡りますが、18世紀後半から一般的になりました。当初は温泉浴と同様に、健康の維持と回復のためのものとして処方されて出かけるようなものでした。日本における近代海水浴は、明治時代、ジェームス・カーティス・ヘボンにより健康増進目的に奨励され、京浜地区の海岸では扇島、新子安、本牧をはじめとして海水浴場が次第に増え、戦後昭和の工業化による埋め立てが行われるまで海水浴客で栄えました。その後、時代の変遷とともに20世紀中頃からは水着用の特殊な生地が開発されたり、ビキニ、セパレーツ、Tバックなどの水着の流行を経て、今日に至っています。海水浴に適した砂浜の海岸は、海水浴場として整備されることが多く、日本では明治に陸軍軍医の松本良順が奨励をおこないました。 海水浴の際の履物としてビーチサンダルがあります。海でも傷まず、足を洗うときが楽であるため、必需品とされています。裸足で過ごしてもかまいませんが、気軽に履いたり脱いだりできることや、足を危険物から守るため、重要です。 また、夏の海岸線は紫外線が強く、日焼け止めの用意は大切です。ビーチで飲酒する場合は水分補給を忘れずに行い、飲酒後の海水浴は厳禁です。入れ墨、タツゥーなど、他の海水浴客に威圧感を与えるものは露出禁止となっている海水浴場もあります。

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麦わら帽子

 夏の定番、麦わら帽子(むぎわらぼうし、麦藁帽子)は、藁あるいは藁様の素材で編んだ帽子です。日本では夏に日よけとして用いられ、「ストローハット」とも、「麦稈帽(ばっかんぼう)」(麦稈=麦わら)とも呼ばれ、丸い山形をしており、日除けのつばが広く、あご紐が付けられる場合が多く見られます。男女ともにリボンが巻かれたり飾りが付けられたりすることが多くあります。麦わら帽子は、夏の野良仕事や海水浴などによく用いられるため、夏の風物詩ともなっています。そのため「麦わら」や「麦わら帽子」は夏の季語になっています。麦や藁で編んでいるため空気をよく通し、帽子内にこもりがちな熱をよく放出できるので、湿度の高い日本の夏の日除けに最適です。農作業用の帽子と思われがちですが、用途もガーデニング、アウトドア、ファッション用と幅が広がり、見た目の涼しさを楽しむ若者などは浴衣やアロハシャツ等と一緒に合わせてコーディネートしています。日本の麦わら帽子は、町役人の河田谷五郎が外国人の帽子を手本に作った(1872年)のが始まりとされています。工業的生産については、昭和3年に「麦わら帽子製造用環縫ミシン」をブラザー工業が販売したことが有名です。最近では、日本も欧米のように様々なデザインが存在します。麦わらをごく固く編んだものがカンカン帽(英:ボーターハット、仏:キャノチエ)であり、男女で人気があります。また、様々なリボンやコサージュによって装飾を施したり、極細の麦わらで作った高級麦わら帽子も注目されており、また、ファッションだけでなくアウトドアなどでも楽しめるつばを反り上げたテンガロンハット風なども存在しています。温暖化と自然素材の注目により天然草の帽子が見直され、またシミ、ソバカス、薄毛、白内障の原因となる紫外線を防ぐ実用品アイテムとしても注目されています。

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