校長室より
植物を見つめる①
羽生あたりでも、ソバの花の白く輝く季節となりました。
全国の農業高校で、農業鑑定競技が始まる季節です。
本校でもこの競技の学校代表が決まりました。
学校の代表は校内の鑑定競技会で優秀な成績を収めた生徒たちで、
これから県大会を経て、全国大会をめざしていくことになります。
さて、農業鑑定競技とは何か。
農業に関わる物の実物や写真を見て、それが何であるかを答えたり、
それがどのような使われ方をするか等を答えたりする競技です。
例えば、様々な種子や植物の実物を見て、それが何か、
日々の学習で得た知識を生かして特定していくわけです。
応用的な問題の中には、農業で使う計算をして初めて答えが
導き出されるものがあるなど、一筋縄ではいきません。
学校農業クラブの競技種目の一つであり、日本で農業系の学科を学ぶ高校生が
参加できます。本校では、農業経済科・園芸科、両学科の生徒が県大会に
参加します。普段の学習成果を存分に発揮して、大会を楽しんでくれたらと
願っています。
先日、本校、園芸学科の草花コースの生徒が実習で育てた通称「ネコノヒゲ」が
職員室に届きました。聞くところによると昨年の植え付けから1年がかりで
育てたそうです。
次々と花が開き、猫のひげのような繊細な「しべ」が伸びてきます。
植物を見つめる喜びを改めて感じさせてくれる美しさです。
羽生実業の「ネコノヒゲ」
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