校長室から
食物調理技術検定1級 合格 農業経済科3年生
本校は専門高校ですので、資格取得には力を入れています。商業系学科と農業系学科を併設している関係で、その関連の資格取得が目立ちますが、先日は家庭科の領域でも頑張ってくれました。
平成29年1月14日(土)文部科学省後援 第44回 全国高等学校家庭科食物調理技術検定を本校にて実施しました。
その結果、農業経済科3年生の渋沢朋美さん(行田市太田中出身)が見事1級に合格しました。
今回の実技試験は「65歳祖父の誕生祝」がテーマであり、指定料理を含む5品を制限時間90分以内で調理しました。
【指定料理】大根のかつらむき・かつらむきを使った調理 オレンジババロア 【献立】前 菜 絹田巻き くるみチーズ添え 茶碗蒸し梅風味 ほうれん草のお浸し 吸い物 湯葉と海老のすまし汁 鉢 肴 鰈の千草焼き 煮 物 かぶ煮あんかけ 甘 味 オレンジババロア |
献立は自分で考えます。かつらむきは3分間で47cmつなげられました。
ちなみに、食物調理技術検定は4級から1級まであります。
参考までに、各級の概略を簡単に紹介します。(HP等参照)
4級 | 調理の基礎。食材の切り方や計量、目測の仕方や調理法の基本。 実技:キュウリの半月切りなどの切り方を30秒でするもの。 食塩や水などの計量を2分でするもの。 筆記試験:切り方や軽量などの基礎知識。 |
3級 | 料理の技術。技法の基礎の習得。 実技の試験:ハンバーグや豚肉と野菜の炒め物などを40分で作るもの。 指定年齢に合わせて必要栄養素を考え食品構成をする目測を3分で するもの。 筆記試験:日常食の基本的な調理や食生活に関係する知識。 |
2級 | 献立を立てて調理。毎日食べる栄養豊かな食事を調理。 実技の試験:条件に合う献立を30分で作り、調理を50分で行う。 例:12歳女子の夕食、16歳男子の弁当。 その年代に必要な栄養素を入れながら献立を立てる。 |
1級 | 供応食や行事食をきちんと作る技術と知識。 実技:指定食品を2品含め、供応食や行事食の献立を30分で考え、調理を90分 以内で行う。 筆記試験:栄養素による代謝率の違い。現在及び今後の年齢による栄養計画の変化。 さらには料理様式に合わせたテーブルコーディネートなど。 |
今回の試験に向けて、放課後や長期休業中に先生の指導の下に練習を重ねてきました。その努力の賜物だと思います。本当におめでとうございました。
参考までに写真を掲載します。
イオンモール羽生 販売 農業経済科 商品開発
12月22日、12月12日、12月5日等の校長日誌でも書きましたが、今年度の商品開発の取組を、イオンリテールさん、皆野高校さんと行っています。
2月12日(日)には、イオンモール羽生にて、今年度の商品4品を販売しました。場所は食品売り場の特設会場を用意して頂きました。
販売数等は以下のとおりです。
○あぼぉ~れ(アボカドチーズケーキ) 500個 ○愛彩☆はにゅうまん(いがまんじゅうアレンジ)200個 ○和いもっち ぽてっころ(みそポテト2品) 各200個 |
「あぼぉ~れ ご試食、いかがですか」と生徒は、試食品を持って大きな声で、お客様に勧めていました。直接お客様と接することができるこうした機会はとても貴重なものです。
お客様の中には、「おいしい」と言って購入してくださる方もいて、「今まで頑張って商品開発に取り組んできてよかった」と生徒は非常に嬉しそうでした。
また、「羽実」ののぼりを見て集まってきてくれた方々もいて、地元の方々の温かさを改めて感じることができました。
参考までに写真を掲載します。
同窓会支部長会兼定期総会
2月11日(土)、本校の同窓会館を会場に、監査及び平成29年度羽生実業高等学校同窓会の支部長会兼定期総会を行いました。
早朝から役員の監査の方々にお越しいただき関係書類等の確認をして頂くとともに、支部長会兼定期総会に向けての準備をしました。
来賓として県議会議員諸井様、PTA会長丑久保様にも御臨席いただきました。
次第は次のとおりです。
○開会のことば ○会長あいさつ ○校長あいさつ ○来賓代表祝辞 ○来賓紹介
○議事 ・平成28年度事業報告 ・平成28年度決算報告及び監査報告 ・平成29年度新役員の承認 ・平成29年度同窓会感謝状贈呈者の承認 ・平成29年度事業計画審議 ・平成29年度予算審議 ・創立100周年について ・その他
○感謝状贈呈 ○閉会のことば |
会は活発の中にも和やかに進行し無事に時間どおり終了しました。
終了後は、場所をかえて、新年会を行いました。役員や来賓の方々をはじめ、多くの会員の皆様方や職員が参加して、100周年に向けて気持ちを一つにすることができる素晴らしい会となりました。
持久走大会
2月10日(金)、持久走大会を行いました。数日前から前日木曜の天気が危ぶまれました。木曜は雪や雨が降るなど実施できるかがとても心配されました。
今年の持久走大会は、先日の校長日誌でも書きましたが、緊急時の対応などに関して、AEDを9台に増設、配置や利用方法の確認など、打ち合わせ、共通理解、事前研修や準備を念入りに行いました。
当日は幸い雨も早めに上がり路面の状況もよく実施することができました。
予定どおり体育館で開会式を行った後、諸注意や準備体操をして、クラスごとに1.4km離れたスタート地点に歩いて向かいました。
当日、天気は晴れて青空に恵まれましたが、風はかなり強く吹いていました。そんな中でも、保護者の方々は総務委員会の方々を中心に大勢学校にお集まり頂き、ゴールした生徒に配る、スポーツドリンク・パン・バナナの袋詰め作業に取り組んで頂きました。
例年のことですが、このドリンク・パン・バナナは文化祭の時にPTAの方が主催したバザーの収益で購入したものです。
男子、女子ともにスタート地点で改めて大きな声を出しながら、気持ちを高め、準備運動やダッシュなどを行って身体を暖めました。
男子は10時30分に、女子は10時45分に出発しました。
陸上部、野球部、バスケット部の3年生がゴール地点の机やコーンの設置、あるいはタイムや着順の運営を手伝ってくれました。
風速10mを超えるような強風で、特に折り返し地点後の帰り道が向かい風になるコンディションでしたが、運動部の生徒を中心にタイムとしてもかなりよい記録を残すことができました。
ゴールした生徒には、保護者の方々が、「お疲れさま!」と言いながら、スポーツドリンク・パン・バナナを一人一人に、手渡してくださいました。本当にありがたいことです。
学校に戻り閉会式を行いました。 閉会式では、1~3位のクラスと、男女とも1~8位の生徒を表彰しました。
ちなみにクラス順位は以下のとおりです。
第1位 1年3組(ビジネス会計科 商業科) 第2位 2年2組(商業科) 第3位 2年3組(情報処理科) |
皆さんお疲れ様でした。事故トラブルもなく無事に終了することができました。充実した大会でした。
年々良くなっている気がします。保護者の方々も含めて、皆さま、本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。
運動部の生徒が荷物をトラックに運び込む様子、配布したパン等、袋詰めや配布時の保護者の方々の写真、開会式、閉会式の写真、現地の本部テントの様子、体操や走る姿、表彰式などの写真を参考までに掲載します。
卒業式に向けて
2月から3年生は家庭研修に入っています。時期は学校により多少前後しますが、県内で同じような日程の所が多いと思います。
先日いつものように校内を見ていたら、3年生の教室の机やいす、教壇、教卓などが廊下に並べられていました。
担任の先生方がクラスの生徒のために教室をきれいにしているのだろうと思い、確認してみると、やはりそうでした。
3年生は3月14日の卒業式までに大半の生徒は殆ど登校しません。それでも卒業式に向けて、教室の荷物をすべて廊下に出して、ワックスまで塗っている姿勢には頭が下がります。
高校の卒業式は人生の大切な1ページ。
生徒の皆さんは多くの人に愛され、見守られ、成長していきます。そして、その成長ぶりは、私たちを元気づけてくれます。
きれいな教室。思い出深い卒業式になることを願っています。
写真を何枚か撮りました。掲載します。
春
毎日寒い日が続いています。昨日は強風でした。風速7m、8m、9mの日も少なくありません。
今朝は雪がちらちら振っています。明日は持久走大会の予定です。天候や路面の状況が心配です。生徒の皆さんが一生懸命練習をしてきているので実施できるとことを願います。
校内を歩き、写真を撮りました。桜の木はどれもまだ開花までに時間がかかりそうです。
今年の東京の桜の開花予想は3月26日とのことです。暖冬の影響でやや遅めの開花とみられています。
埼玉新聞によれば、桜の花の芽は夏に形成された後に休眠し、冬の寒さで目覚めることから「休眠打破」と呼ばれます。その後、春に気温が上昇する中で再び成長して花を咲かせます。
今年の冬は昨年の12月、今年の1月上旬に気温が高い状態が続くなど、特に西日本を中心に暖冬傾向で、休眠打破が鈍くなっています。今後、花の芽の成長が始まりますが、暫くは気温が低めで、3月にかけても気温が高い日は続かないとみられ、開花がやや遅れるとの見通しです。
暖かい春はもうちょっと先のようです。
校内の桜の木と、ちらちら降る雪の様子を写真に撮りました。参考までに載せます。
埼玉新聞 参照
進路ガイダンス 1年生
2月2日(木)、1年生対象の進路ガイダンスを5,6時間目に体育館で実施しました。
当日は、講師の先生方にお昼前に来て頂き、体育館の舞台設定や音響の確認をしていました。
内容は以下のとおりです。
○寸劇ガイダンス①「職業観を考える 二人の高校生の10年後」
寸劇ガイダンス②「コミュニケーションを学ぶ 礼儀って大切」
○振り返り ワークシートの記入
○パネルディスカッション 司会者が各分野の進路希望代表者に質問
○質問タイム 疑問点や不明点を質問する |
寸劇は迫力がありました。劇をとおして、自然と、仕事や職業について考えさせる内容になっていました。皆真剣に見入っていました。
ガイダンスをとおして、以下のようなことを考えさせる内容になっていました。
・進学の目的 どんな人がどこを目指すか。学費は? ・学生生活 学生の様子 アルバイト サークル活動 キャンパスライフ ・高校時代にしておくべきこと ・入試方法 ・大学進学のメリット等 ・専門学校と資格取得 ・専門学校の各分野の説明 ・手に職をつけるための内容の濃い授業 ・各仕事 業種の説明 ・就職するために準備しておくべきこと いつ何をすればよいのか ・高校時代に取得しておくとよい資格 ・企業が求める人物像 ・内定できる人と内定できない人 どんな場合に起こるのか |
さて、働くことは楽しいことですが、多くの職業の中から一つを選ぶには、それなりの準備や覚悟が必要だと思います。いろいろな情報を吸収し、多くの人と相談しながら、考えていってほしいと思います。
参考までに写真をいくつか掲載します。
お作法? 文頭1字下げ 書式
読売新聞の2月1日の夕刊に興味深い記事が掲載されました。
「若者は1字下げない」、「SNS普及 改行後のマナー危機」、「願書、大学リポートまで」、「縦書きでも」などと、大きな字で書かれています。
何の話かわかりますか?文章を書く際、段落の文頭は1字空ける書式が揺らいでいる、との話です。
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の普及で、若い世代を中心に会話型の短文を使う機会が増えてきているために、大学の願書やリポートなど正式な場面でも1字空けない書き方が広がってきているようです。
記事によれば、1字空けについては、厳密には、学術的に定まっていないが、教科書等では、1字空けの形が採用されており、ビジネス文書でも、改行後は1字空けが原則。「ビジネス文書検定を実施している協会の参考書では「改行したときは、1字空けてから書き始める」と記されています。
更に内閣官房長官から各省庁に出された通知「公用文作成の要領」には、「文の書き出しおよび行を改めたときには1字さげて書き出す」を記されています。
識者である社会言語学者のコメントも掲載されていました。「SNSに慣れ、まとまった文章を書く機会が少ない若者の中には文章の書き方をよく知らない人もいる。メールやSNSの場合とそれ以外では使い分けが必要だ。入試や就活では『非常識だ』とみなされ、合否や採否に影響する可能性もある。『1字』が万事だ」との内容です。
さて、皆さんも、自分で調べて確認してみてください。
読売新聞 学習指導要領 公用文作成の要領 等 参照
大学入試に向けて
大学入試センターは2月2日、1月14日、15日に行われた大学入試センター試験の受験者数や平均点を発表し、各紙で報道されました。
物理基礎(29.69点)、日本史A(37.47点)、化学(51.94点)の3教科は過去最低となりました。
今回は国語の難易度が上がり、平均点は昨年より22.43点下がり、過去5番目の低さになっています。このために、進路希望等に影響がでた人もいると思います。
現在新たな入試制度について様々な議論がなされています。大学入学希望者学力評価テスト(仮称)が4年後から導入される予定です。その主眼は、これまで以上に「考える」ことに重点を置いています。
思考力、判断力、あるいは論理的思考力を評価しようとする制度です。「思考力」等の力が今後の社会に求められるものとの判断だと思います。これから2次試験等を目指す人も、そうした社会の流れを把握したうえで勉強する必要があると思います。
1年生、2年生はまさにそうした視点で早め早めに勉強に取り組んでほしいと感じています。
読売新聞 埼玉新聞 河合塾 駿台 等 参照
校歌
今年度も昨年度に引き続き、校歌の練習をしています。
ねらいとしては、校歌に接する機会を増やして、生徒一人一人が学校行事の際に大きな声で高らかに校歌を歌うようにするというものです。
そのため、①毎日昼休みに校歌の1~3番を放送して流す、②各教室や昇降口に校歌を掲示する、という取り組みを行っています。
歌詞に関しては、クラスごとに模造紙(78cm×100cm)に記入し、教室に掲示します。
また、昇降口には、生徒会が作成して掲示します。
生徒会及び放送部の皆さんにはいろいろとありがとうございます。また、卒業式の予行での校歌指導の際は、体育科の会田先生にお世話になります。
平成31年には100周年式典を予定しています。そこに向けて、皆の気持ちを一つにまとめていければよいと思います。
参考までに、写真をいくつか掲示します。